10月23日の「林修の今でしょ!講座」で、魚の缶詰が特集。
さば缶だけでなく、いわし缶やさけ缶などの健康パワーが紹介された。
教えてくれたのは、早稲田大学の矢澤一良先生。
まずはさば缶について。
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骨折・肥満対策に「さば缶」
生のさばよりも缶詰のさばのほうが栄養価が高い。
カルシウムは約43倍高い。
缶詰は柔らかく煮てあるので、骨ごと食べられる。
何歳からでも骨は修復できる。
すでに骨が衰えている人でも、骨に必要なカルシウムを補充すると、骨を丈夫にできるという。
缶詰には血合いも
缶詰には骨や皮だけでなく、血合も入っている。
血合は、骨の周りにあって、空気に触れると痛みやすく、においの原因になり捨ててしまうことが多い。
しかし、缶詰にすると空気に触れることがなくなり、痛むことがなく、においが抑えられる。
さば缶には、ビタミンDも生の2倍入っている。
DHAも缶詰のほうが多い
DHAも生の1.3倍入っている。
DHAは、脳の働きを活性化する。
魚を日常的に食べていると、認知症のリスクが3分の1になるという。
肥満対策に良いさば缶の食べ方
内臓脂肪を減らす効果が期待できるEPAも、生の1.3倍含まれている。
EPAやDHAが、やせるホルモンGLP-1を分泌させる働きがあるという。
EPAやDHAの弱みは、空気に触れると酸化してしまうこと。
缶詰は密閉してから熱を加えるので、EPAやDHAが劣化しない。
DHAやEPAは汁にも溶け出しているので、汁も残さず食べる。
理にかなったさば缶との組み合わせ
さば缶+たまねぎ+マヨネーズ
理にかなった食べ方として紹介されたのが、さば缶にマヨネーズとたまねぎをのせた「さばサラ」。
たまねぎのケルセチンと合わせると脂肪燃焼効果がアップし、また、マヨネーズのお酢は、カルシウムの吸収を促進する。
栄養価の高いさば缶の見分け方
同じ商品のさば缶のなかでも、より栄養価の高いさば缶の見分け方があるという。
注目ポイントは、賞味期限。
さばの旬である10~12月に製造されたさば缶が、同じさば缶のなかでも栄養価が高い。
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