10月9日の「この差って何ですか?」で、健康効果に大きな差がでる、より効果的なお酢の採りかたが紹介された。
解説してくれたのは、東京農業大学の小泉幸道名誉教授。
お酢は毎日摂る
お酢に含まれる酢酸は血管を広げ血圧上昇を抑えるが、お酢をやめると血圧は元の数値に戻る。
お酢は毎日摂らなければ、血圧を下げる効果はない。
酢ピーナツ
お酢と一緒に食べると、高血圧予防により効果的な食べ物としてピーナッツが紹介。
ピーナッツのなかにはオレイン酸が入っている。
このオレイン酸は、悪玉コレステロールを減らす働きがある。
いっしょに食べると、小腸でお酢の酢酸によってピーナツのオレイン酸がより細かく分解されるという。
血液中のオレイン酸の数がが増えて、より多くの悪玉コレステロールを減らしてくれる。
より効果的な食べ方が、お酢にピーナツを3日ほど漬けた「酢ピーナツ」
お酢につけることで消化されやすくなり、ピーナツのオレイン酸が吸収されやすくなる。
茶色に皮はついたまま食べる
茶色い皮には、ポリフェノールがたくさん含まれている。
ポリフェノールにも血管を広げてくれる働きがある。
毎日20粒ずつたべると良い。
冷蔵庫で半日つけるだけでもよく、お酢の酸味が苦手な人は、はちみつを加える。
疲労回復にはお酢にご飯
お酢と一緒に食べると疲労回復効果がより高まる食材として紹介されたのが、ご飯。
疲労回復に一番なのは、ご飯の中に含まれている糖だという。
糖は、体内に入るとエネルギー源に変換されて蓄えられるが、このとき、ご飯といっしょに酢をとると、お酢に含まれる酢酸の働きによって、糖が素早くエネルギー源へと変換される。
短時間でより多くのエネルギー源が効率的に作られて、疲労回復効果がより高まる。
糖分だけをとった場合に比べて、糖とお酢をとった場合のほうがエネルギー吸収率は3倍になるという。
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