8月22日の「ソレダメ!」で、『あなたもキケン?足裏の新常識』が紹介。
足裏の皮膚が硬くなってしまう2つの原因として水虫とフローリングによる摩擦が考えられるといい、あわせてその対処法が紹介された。
解説してくれたのは、日本初の足専門クリニック「足のクリニック表参道」の桑原靖院長と、順天堂大学浦安病院の須賀康先生。
足裏が硬くなってしまう原因に水虫
汗をかいて高温多湿になると、足裏についた水虫菌はどんどん繁殖するが、皮膚についただけでは感染しない。
角層のなかに入り込むことで、感染する。
水虫の菌は、皮膚の表面にある角質層を破ってどんどん奥へと侵食するが、このとき、侵入を防ごうと抵抗する皮膚の防御反応により角質が厚くなってしまう。
運動もしていないのに足の裏が硬くなるのは、水虫のせいかもしれない。
水虫の菌が侵入するまでの時間は24時間
皮膚に付着した水虫の菌が、皮膚の中に侵入するまでに要する時間は24時間。
足の皮膚は、体の他の部分よりも厚く、感染が成立するまでに24時間はかかる。
24時間以内に対処すれば、水虫にならない。
ゴシゴシ洗わずに水に洗い流す
水虫は一度かかってしまうと治すのに時間がかかるので、かかる前にしっかり予防するのが大切。
水で洗い流せば、簡単に落とせる。
蒸れた靴を一日中履いたときや、水虫に感染しやすいプールや銭湯などに行ったときは、帰ってから足を水洗いする。
ゴシゴシ洗うのはダメ。
ゴシゴシ洗うと角質層をかえって傷つけてしまい、そこから水虫菌が皮膚のなかに入ってしまう。
フローリングによる摩擦
足裏が硬くなってしまうもうひとつの原因として紹介されたのは、フローリングによる摩擦。
フローリングを裸足で歩くと、床との間で摩擦力が大きくなり、皮膚が反応して足裏が硬くなってしまう。
フローリングが足をキュッとストップさせてしまう摩擦から、足を守ろうとして皮膚は厚くなる。
フローリングの摩擦力は、畳やカーペットのおよそ2倍。
フローリングを裸足で歩くのは気持ちいいことだが、足裏の皮膚が硬くなることを防ぐためにはスリッパを履くのがよい。
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