夏は時間帯によって、さまざまな病気の危険が急増する。
8月18日の「世界一受けたい授業」で、夏にひそむ危険が、朝・昼・夜の時間帯別に紹介された。
教えてくれたのは、日本医科大学の横田裕行教授。
夏の朝の危険「脱水症状」
コーヒーや緑茶に含まれるカフェインは利尿作用が高いため、脱水症状を引き起こす危険がある。
夏の朝は、麦茶などミネラルが含まれ飲み物もいっしょに飲む。
寝る前と起きた後の体重に注意
脱水症状に早く気付くためのポイントとして紹介されたのが、夜寝る前と朝起きたときの体重の変化。
体重が1%以上減っていると、脱水状態の可能性がある。
寝室の温度を下げたり、寝る前にコップ一杯の水分を摂るなど、脱水対策を心がける。
筋肉の少ない人は脱水症状を起こしやすい
筋肉の少ない人は脱水症状起こしやすい。
筋肉は約75%が水分でできている。
体の水分を一番貯められる重要な貯水庫でもある。筋肉が少ないと体内に蓄えられる水分量が少なくなるので、結果的に脱水症状起こしやすくなる。
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死に至る危険性もある昼の危険「脳梗塞」
長時間座ることで急増するのが夏血栓。
夏は血中の水分が少なくなり、血液がドロドロになりがち。
すると夏血栓が急増し、脳梗塞の危険が高まってしまう。
長時間座っていると、血の塊が血管に詰まって血栓ができてしまう。
30分に一度立って、かかとの上げ下げを行ったり、足踏みをして下半身の血流を促す。
夏の夜の危険「心筋梗塞」にビタミンD
心筋梗塞の発症が抑えてくれる効果が期待できるのはビタミンD。
ビタミンDは、日光浴びることによって体内で作られる。
そのため暑いからといって日中に日光浴びないと、その日の夜に心筋梗塞のリスクが高くなってしまう。
最低でも、1日3分は日光浴びる。
当然、帽子やサングラスなど紫外線対策をして外出する。
心筋梗塞に効果的な栄養素・マグネシウム
国立がん研究センターが去年9月に発表した、心筋梗塞に効果的という栄養素がマグネシウム。
豆腐や海藻などに多く含まれるマグネシウムは、動脈硬化・高血圧を抑制し、心筋梗塞をはじめとする心疾患になるリスクを約30%減少させることがわかったという。
マグネシウムを含む豆腐や海藻とあわして、ビタミンDを多く含むサケ、血液循環を改善させるゴマを食べるのがオススメ。
突然意識を失った人への対処法
夏は熱中症や脱水症が原因で、突然意識を失い倒れる人が多い。
突然意識を失った人への対処法が紹介。
すぐに周りに助けを呼ぶ
安全な場所に移動して、意識があるか確認したら、すぐに助けを呼ぶ。
意識を失った人の介助は、とても大変。
救急車の連絡や道路の安全確認など、やることがたくさんあり、すぐに周りの人に助けを求めて、出来る限り1人では行わない。
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