7月23日の「ひるおび」で、先週末に日本救急医学会が緊急提言した暑さ指数が取り上げられた。
熱中症予防には、湿度に重きをおいた暑さ指数が重要だという。
暑さ指数とは?
暑さ指数は、環境省が公表している熱中症予防の目安。
熱中症予防を目的に1954年にアメリカで提案されされた。
暑さ指数は、気温の効果を1、湿度の効果を7、輻射熱の効果を2の割合で加え、さらに風の効果を加味して表す。
湿度が高い場所では汗が蒸発しにくいので、熱を放出する能力が減少してしまう。気温があまり高くないからといって油断してはいけない。
暑さ指数が28℃を超えると、熱中症患者が増加するという。
熱中症の危険度
25℃以上28℃未満は警戒
暑さ指数が25℃以上28℃未満のときは「警戒」
運動や激しい作業をするときは、定期的に十分に休息をとる。
28℃以上31℃未満は厳重警戒
暑さ指数が28℃以上31℃未満のときは「厳重警戒」
外出時は炎天下を避け、運動する場合は頻繁に休息をとる。
31℃以上は危険
暑さ指数が31℃以上のときは「危険」
外出はなるべく避け、運動は中止する。
暑さ指数はシチュエーションごと
暑さ指数は、通常の暑さ指数のほかに、駐車場、交差点、体育館などのシチュエーション別に公表されていて、子どもの暑さ指数もある。
子どもの暑さ指数は、通常の暑さ指数よりも少しだが高い。
【関連サイト】
・環境省 熱中症予防情報サイト 暑さ指数
高校野球山梨県大会での暑さ指数導入例
高校野球の山梨県大会では、暑さ指数を使った熱中症対策がおこなわれていて、暑さ指数28℃、観測気温35℃のときは、攻守交替の際、打者及び走者はベンチまで戻って水分を補給することなどが定められている。
番組のコメンテーターも言っていたが、暑さ指数の単位が℃なので気温と紛らわしい。
このままで使うならば、この山梨の高校野球大会のように気温と併用して、気温に比べて熱中症危険が高いなとか、普通の人でも気づきやすく対策のしやすい告知をしてくれると良さそう。
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