7月21日の「チョイス」は、『介護を始めるとき』と題して、在宅介護について。
介護が必要な人は高齢化に伴って年々増えていて、今全国で600万人以上と言われている。
訪問介護士で、「暮らしの保健室」室長の秋山正子さんが解説してくれた。
介護が必要になった原因
介護が必要になったもの原因が、1番多いのが認知症。2番目は脳梗塞などの脳血管疾患。3番目は高齢による衰弱。4番目は転倒・骨折。5番目は関節疾患。
介護が必要になったらどうすればよいか?
仕事を辞めたりしないで、仕事をつづけながら、自治体の窓口に相談に行くのが重要。
(1)自治体の窓口、または地域包括支援センターに相談に行く
(2)要介護認定調査
(3)要介護認定
(4)ケアマネージャーに相談
(5)介護保険サービス利用開始
平成18年から、地域包括支援センターというのが中学校区に1つずつ出来ているので、まずそこを訪ねる。
介護保険とは?
40歳以上の人は介護保険を払っている。
介護保険を使う段になったときは、申請をしないと使えない。
申請のために必要なもの
・介護保険症
65歳以上の人には、介護保険症が来ている。介護保険症がなくても、住所と生年月日をきちんといえば手続きしてもらえる。
・主治医の意見書
主治医の意見書は自分で取るのではなく、主治医の意見書を書いてもらう手続きがいるので、主治医がダレかというのが窓口に行ったときに言えるようにしておく。
要介護認定調査
認定審査員が家に来て、調査してくれる。
入院している場合は、入院先にも来てくれる。
要介護認定調査項目は全部で74。立ったり座ったりなどの日常の動作や、金銭の管理など生活するための行動が1人でどれくらいできるか、認知機能の低下の程度等についても細かく調べる。
調査結果が出るまで、4週間以上かかる。
認定結果は7段階
認定結果は、要支援1・2、または要介護1から5で示される。
要介護は、数字が大きくなるほど手厚い介護が必要とされる。
認定結果によって受けられるサービスの種類や回数が違ってくる。
要介護3からは、特別養護老人ホームの申し込みができる、日常的に介護の手間がたくさんかかってくる状態になる。
支給限度内で介護に使った分の1割は自己負担。世帯収入によっては2割・3割負担の場合もある。
限度額を超えた分は、全額自己負担。
ケアマネージャー・事業所を選ぶコツ
・近い・・・一番は近いところ。
・周囲のサービスを把握している・・・周りの様々介護サービスを上手に関係づけて、中身をよく知っている人に頼む。
・電話で雰囲気を確認
・近所の評判も参考に
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