夏は血管が詰まりやすくなる。
大量の汗により体が脱水状態になると、血液の粘土が増し血のかたまりができやすくなる。
夏には、脳梗塞への注意が特に必要。
7月16日の「名医のTHE太鼓判!」で、『その時!家族はどうする?』と題して、家族が脳卒中で倒れたときなどにやってはいけないこと、普段から心がけておくと良いことなどが紹介された。
解説してくれたのは、脳神経外科医の前田達浩先生。
夫婦は同じ部屋で寝る
急激な頭痛や意識障害、嘔吐など激しい症状が出ても、別室で寝ていると気づかない。
脳卒中が起こった場合は、発症から治療までの時間が非常に予後を左右する。
夫婦は同じ部屋で寝たほうが、お互いの異変に気づきやすい。
寝室は1階に
患者を搬入する救命士。
2階や細い廊下があって奥の部屋で寝ている患者を運ぶのは、救命士も大変苦労するという。
搬送までに時間がかかってしまうので、寝室はなるべく1階にする。
電気はつけない
光は交感神経を刺激して、血圧を上げてしまう。
くも膜下出血はほとんどの場合、動脈瘤が破裂して起こる。
刺激が強い状況では、またコブである動脈瘤が破裂してしまう。
再破裂は、非常に予後を悪くする原因になる。
部屋を暗くして、廊下の明かりなどで対応する。
救急車が来るまで、目にタオルなどを置いて待つ。
体を動かさず安静に
意識のあるなしを確認したら、そのままにして安静をとる。
身体をゆするとか、上半身を起こすとか、ほっぺを叩いたりつねったりして意識を確認するといったことが一番危ないという。
上半身を起こしたり、身体をゆすったり、頬を叩くと、血管が再破裂してしまう危険があり、絶対にやってはいけない。
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