この差って何ですか?お茶の種類による健康効果の差

7月3日の「この差って何ですか?」で、栽培方法によるお茶の差などに続いて、お茶の種類による健康効果の差が紹介された。

緑茶やウーロン茶、紅茶、などはすべて同じお茶の木から作られているが、健康効果に差がある。

日本茶インストラクターの山本万里先生が、解説してくれた。

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脳梗塞の予防になるのは緑茶

お茶には脳梗塞の原因である悪玉コレステロールを抑制するエピガロカテキンガレートという成分が含まれている。

お茶の種類によってこのエピガロカテキンガレートの含有量に大きな差があり、緑茶にはウーロン茶やほうじ茶などに比べて倍以上も含まれている。

なぜ緑茶にはエピガロカテキンガレートが豊富なのか?

エピガロカテキンガレートが多く含まれていているかどうかは、発酵させるかさせないかによる。

緑茶は発酵させないが、発酵させると酵素が働いてエピガロカテキンガレートが少なくなってしまう。

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カテキンの健康効果

緑茶にはカテキンが多く入っているのが、カテキンの効果はたくさん知られている。

カテキンの主な健康効果は、アレルギー予防、認知症予防、高血圧予防、肥満予防など。

ガン予防にも

国立がん研究センターの調査によると、1日5杯上の緑茶を飲む女性は、胃がんになる確率が飲んでいない人と比べて21%ほど低下したという。

また、1日5杯以上飲む男性は、前立腺がんになる確率が11%低くなったという。

カテキンはがん細胞にどう働くのか?

がん細胞があると、がん細胞表面の膜のところにカテキンがくっついてシグナルを送ると、がん細胞が自分から分解していて死んでしまう自滅の作用を持っているとのこと。

効果的に予防するために飲むタイミングがある

緑茶に含まれているカテキンにはがんを予防する効果があるが、実は食事の前に緑茶を飲むのか食事の後に緑茶を飲むかで、がん予防の効果が大きく違ってくる。

がん予防により効果的なのは、食後に飲むこと。

がんができてしまう原因の1つが、活性酸素。

活性酸素は体に必要なものだが、過剰にできることでがんを促進したり、細胞にダメージを与えてしまう。

食事をするとエネルギーを使うので、そのことによって活性酸素がたくさんできる。

この食後にカテキンを入れてあげると、活性酸素をまとめて撃退してくれるという。

湯飲みで1日5杯以上を一度に飲み干す

湯飲みで1日5杯以上飲むのが良い。

カテキンは体に入っても、2~3時間で消滅してしまう。

カテキンをより効果的に飲む飲み方は、1度に飲み干すこと。

チビチビ飲むより一度に飲み干した方がカテキンの血中濃度が高くなる。


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飲む以外にも効果的にカテキンを取れる方法

飲む以外にカテキンを効果的に摂る方法は、茶殻を食べること。

カテキンは飲むお茶に40%出てくるが、茶殻に60%ほど残ってしまう。

この中には、水に溶けないビタミンAやビタミンEがたくさん入っている。

茶殻はおひたしにする

このまま食べるとちょっと渋いので、醤油をたらしておひたしみたいにして食べる。

その作り方は

(1)取り出した急須1杯分の茶殻に、醤油とかつおだしを大さじ1杯かける

(2)後はひとつまみ鰹節をのせるだけ

後からくる苦味がカテキン。

1日6グラムぐらい食べると、ビタミンAやEをかなりたくさん取れるという。

夏風邪予防になるのは、緑茶より紅茶

風邪のウィルス撃退できるのは緑茶よりも紅茶。

紅茶には、テアフラビンという成分が入っている。

紅茶の赤い色がテアフラビン。

強い抗菌力や抗ウイルス力を持っている。

発酵させている間に、カテキンがテアフラビンに変化する。

夏風邪だけではく、インフルエンザ予防にも効果があるという。

寝つきがよくなるのは、水でいれた緑茶

お湯で入れた緑茶よりも、水でいれた緑茶のほうが寝つきがよくなる。

水でいれると、体をリラックスさせるテアニンという成分が出てくる。

緑茶にはカフェインがたくさん入っているが、テアニンによってカフェインの効果が打ち消されるという。

また、そもそも緑茶のカフェインは、80℃以上のお湯で入れないとほとんど抽出されないので、水で入れた緑茶にはほとんどカフェインが入っていない。

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