6月26日の「たけしの家庭の医学」で、ダイエットや運動をしなくても内臓脂肪を減らすことができるBATが紹介。
体のなかにあるBATという細胞を刺激して活性化できれば、内臓脂肪が勝手に燃やされ内臓脂肪を減らすことができる可能性がある。
BATをしっかり増やすことができれば、1年で1キロ、10年で10キロ減らすことができるという。
解説してくれたのは、東京医科大学病院の小田原雅人先生。
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BATとは
BATとは、肥満改善や糖尿病予防のため最先端の研究がおこなわれている細胞。
もともと脂肪を燃やして体温を保持するための体のヒーターの役割をする細胞で、そのために燃料として内臓脂肪を多く使う。
このBATは、鎖骨や背骨のわきのところに多く存在する。
BATは年を取ると減ってしまう。
以前は減ってしまったら戻らないと思われていたが、一度減っても増やしたり活性化させることができるという。
BATの増やし方
年齢とともに減ってしまうBATを、増やしたり活性化する方法とは?
寒冷刺激
人の皮膚には寒さを感知するセンサーがあり、BATを増やすことができる。
誰もが寒いところで長期間いられるわけではない。
食事によってBATを増やす
BATを増やすセンサーは消化器にもある。
このセンサーは「トリップチャネル」といわれ、消化器には3つのトリップチャネルがある。
この3つのセンサーに対応する3つのグループの食材を同時に摂り刺激することで、BATを効果的に増やすことにつながるという。
ぽっかぽか食材
とうがらし、しょうが、黒コショウ、青魚。
トリップチャネルは、辛さも感知する。
青魚に含まれるDHAやEPAがセンサーを刺激する。
ツーンとくる食材
わさび、からし、にんにく、たまねぎ。
スーハーする食材
ミント。
メントールという成分が、3つ目のセンサーを刺激する。
奥薗流BATを増やすレシピ
BATを増やす3つのグループの食材をつかったレシピを、奥薗壽子先生が教えてくれた。
サバ缶のたまねぎマリネ
3つの食材グループから、とうがらし1本とサバの水煮缶1缶、たまねぎ1個としょうが1かけ、ミント5gを使用。
その作り方は
(1)たまねぎを薄切りにして、耐熱容器に入れる
この耐熱容器だけで調理する。
(2)ミントと相性がいいというしょうゆ、みりん、酢を大さじ1ずつ加える
(3)しょうがをすり、唐辛子を入れて混ぜ、電子レンジで2分加熱する
(4)サバ缶を汁ごと入れる
身はあまり崩さずに食感を残す。
(5)仕上げにミントを生のままちぎって散らして出来上がり
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