チョイス 貧血徹底対策

6月16日のEテレ「チョイス」は、貧血がテーマ。

貧血と深い関係にある赤血球は、体の中に20兆個以上あるが、その寿命は約120日。

次々に新しいものに変わって私たちの体を支えてくれるが、この赤血球が少なくなったり、うまく働けなくなったりするのが貧血。

解説してくれたのは、東京医科大学の大屋敷一馬教授。

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最も多いのは鉄欠乏性貧血

貧血の原因として最も多いのは、鉄欠乏性貧血。

血液は骨の中にある骨髄で作られる。体の中で酸素を運ぶのは、赤血球に含まれるヘモグロビン。

ヘモグロビンは鉄を材料として作られるので、鉄が不足するとヘモグロビンの数が減り、酸素を運ぶ機能が低下。

すると、疲れやすい、息切れ、めまいなどの症状が現れる。

これが、鉄欠乏性貧血。

なぜ鉄不足に?

鉄が失われる原因で1番多いのが、出血。

月経のある女性の5人に1人ぐらいが、鉄欠乏性貧血、あるいは、潜在的は鉄欠乏状態だという。

鉄剤を飲んで鉄分を補充すること

貧血チェック

貧血の代表的な症状は

・疲れやすい
・息切れ
・めまい
・動悸
・頻脈

これらの3つ以上当てはまると、貧血の疑いがある。

さらに

・耳鳴り
・顔色が悪い
・頭痛

などの症状があると、病院で診てもらうほうが良い。

さらに、貧血が長期間に及ぶと出てくる症状として

・スプーンネイル
・氷をかじりたくなる

などがある。氷をガリガリかじるとか、爪が逆に反ってしまうこの二つは、なぜ起きるかはわかっていないが鉄欠乏性貧血に出てくる症状。

貧血が徐々に進行すると、それに体が慣れてしまって症状が出にくいこともある。

貧血の診断基準

WHOの貧血の診断基準は、ヘモグロビンが女性で12g/dL未満、男性で13g/dL未満。

このほか、赤血球数や、血液中に占める血球の体積の割合を表すヘマトクリットの値とか、赤血球の大きさ、貧血のタイプなどがわかる。

ヘモグロビンが正常でも、血管のなかを運ばれている途中の鉄「血清鉄」や、肝臓に貯蔵されている鉄「フェリチン」が低いと隠れ貧血。

鉄剤を飲むと

1日に食事で摂取している鉄は10mgぐらいで、それに対して、鉄剤の場合は100mgぐらい摂れる。

1~2か月ほどで、血清鉄も上がって良くなるが、それだけではダメで、フェリチンとくっついている貯蔵鉄を増やさないとならない。

改善したあとも2~3か月は、血清鉄とフェリチンの値を測りながら鉄剤を飲む。

鉄剤の副作用

鉄剤は胃を刺激するので、気持ち悪くなったり、下痢をしたり、胃痛が出たりする人もいる。

そういう人は、鉄剤といっしょに粘膜保護剤のような胃薬とかを服用したり、鉄剤の種類を変える。

夜寝る前に飲むと、胃の障害とか起きても寝ているので、あまり気にならなく過ごせるという場合もあるという。

鉄の多い食材

一番鉄が含まれているのは、レバー。

レバーのなかでも、豚のレバーが一番多く、一食分50グラムのなかに鉄は6.5ミリグラムほど含まれている。

レバーが苦手な人は、赤身の肉でも良い。牛もも肉250グラムに鉄は7.0ミリグラムほど含まれている。

100グラムあたり、ほうれんそうは2.0ミリグラム、小松菜は2.8ミリグラム、だいこんの葉は3.1ミリグラム。

貝類では、100グラムあたり、かきが1.9ミリグラム、あさりが3.8ミリグラム。

大豆食品では、100グラムあたり、納豆が3.3ミリグラム、米みそが4.0ミリグラム、木綿豆腐が0.9ミリグラム。

鉄分の吸収を助けるビタミンC

一緒に食べると鉄分の吸収がよくなる栄養素が、ビタミンC。

食材に含まれる鉄は、2種類ある。

レバーや肉などにはヘム鉄が多く、野菜類は非ヘム鉄が多い。

ヘム鉄は非ヘム鉄の5倍くらい吸収される。

吸収されにくい非ヘム鉄を吸収されやすくするのが、ビタミンC。

貧血の原因となる病気

胃潰瘍、大腸がん、胃がん、大腸ポリープが原因で、継続的に出血し、貧血になる場合もある。

貧血はあくまで表に出た顔であって、その裏の原因を調べることが重要。

不足することで貧血になる栄養素

鉄以外に、不足することで貧血になってしまう栄養素が

・ビタミンB12
・葉酸

ビタミンB12や葉酸の不足は、血液検査でわかる。

赤血球がつくれないためにおきる貧血

鉄は足りていても、免疫細胞の暴走などによって赤血球が作れなくなるためにおきる貧血もある。

一言で貧血といっても、何が原因になっているか幅も広いし、重度か軽度かも全然違う。

貧血かもしれないと思ったら、検査を受けて原因を特定するのが重要。

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