40代以上のなんと約8割が老眼に悩んでいるというが、若い人にも老眼のような症状が増えてきている。
5月30日の「ソレダメ!」で、老眼や眼精疲労に効果的なことを、みなとみらいアイクリニックの荒井宏幸先生が教えてくれた。
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なぜ老眼に?
通常の老眼は、目の焦点を合わせる筋肉の毛様体筋が、老化によって衰えて引き起こされる。
しかし、若い人でもスマホの使い過ぎで同じ距離ばかり見ていると、目の筋肉が疲労し老眼のような症状が現れる。
目薬をさしたあとは目頭を押さえる
目薬をさした後は、目をパチパチさせるのではなく、(親指と人差し指で)目頭を軽く押さえる。
目をパチパチしてまばたきをすると、目薬は目から鼻へ通っている鼻涙管という管を伝わって流れてしまうため、効果が半減するという。
管へ逃げこまないように、目頭を押さえ、まばたきをせずに1分そのままにして、目薬が目に行きわたるようにする。
水の一気飲みはダメ?
スポーツや風呂の後に水を一気飲みするのは目によくない。
お年寄りや体の小さい人が500ミリリットルのペットボトルの水を一気飲みすると、目の障害を引き起こす可能性があるという。
目の中には、房水という液体が流れていて、水風船のように眼球の丸い形や網膜の張りを作っている。
これを眼圧という。
水を一気にたくさん飲んで体の中の水分量が一気に増えると、房水量も増加して眼圧が急激に上昇する。
すると、視神経を圧迫して痛めてしまう。
500ミリリットルの水でも、視神経を痛める可能性があるという。
さらに、短時間の大量の飲酒や飲水を習慣的に続けると、常に眼圧高い状態になってしまい、日本の失明原因の第1位である緑内障になってしまう危険性がある。
一気飲みではなく、少しずつ水分補給する。
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帰宅後は冷たいタオルで目をクールダウン
帰宅後、簡単にできる目のケアとして、冷たいタオルで冷やすことが紹介。
外で紫外線をあびた目は、軽い炎症を起こしている状態なので、冷たいタオルで目をクールダウンさせる。
ホットタオルを目に当てると、紫外線をあびた目の炎症がさらに悪化する可能性もある。
ホットタオルが効果的なのは、細かい作業のあと。
血流を良くし、疲労回復を早めてくれる。
目にいい食べ物・ほうれん草
二本松眼科病院の平松類先生によると、ブルーベリーよりもほうれん草のほうが目によい。
スマホなどで目を酷使していると、目の疲れの原因である活性酸素が目の細胞に溜まってしまう。
ほうれん草に含まれるルテインは、天然のサングラスともいわれ、目の細胞に溜まった活性酸素を取り除く。
さらに、このルテインは目の細胞に集まりやすく、目にピンポイントで効果があると言う。
ルテインは熱に強いため、加熱調理してもほとんど減少せず、油と一緒に摂取すると吸収率もアップする。
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