5月29日の「ごごナマ」
イケメンドクター オトナのカラダ悩み相談室に、歯科医師の小林健先生が登場。
口の悩みのなかで、年代が上がるにつれて増えるのが口臭。
自分の口臭を超簡単に調べる方法や、だ液腺を刺激してだ液の分泌を促す方法、一時的に消すためのお茶の飲み方などを解説してくれた。
口臭セルフチェック
自分のだ液を介して、口臭を自分でチェックできる。
だ液が臭うというのは、虫歯であったり、歯周病であったりの内科的な疾患や、不安などの精神的な疾患、舌の汚れなどによる。
セルフチェックのやりかたは
(1)片方の手の甲をペロッと舐める
(2)数秒乾かして、なめていない方の手の甲と交互ににおいを嗅いでみる
臭うから口臭があるとは一概には言えないが、これが一番簡易的な方法という。
口臭を測る口臭測定器も、ドラッグストアなどで売られている。
口臭の三大原因
口臭の原因は、口の中のばい菌・細菌が増えてくること。
口臭の三大原因は
・唾液の減少
・舌の汚れ
・歯周病
特に、年齢とともに唾液の量が急激に減ってくる。
だ液の量が減ると口のなかが乾燥し、それが口臭につながる。
だ液は、食べ物がスムーズに流れるようにと言う潤滑油であったり、口の中を洗浄してくれる作用であったり、抗菌作用がある。
もしだ液が減ってしまうと、そういった機能が失われてしまう。
歯ブラシでの舌みがきは舌を傷つける
舌は非常に柔らかい組織で、歯ブラシによってそれを傷つけてしまうことにより汚れがつきやすくなり、それが堆積して汚れにつながる。
掃除するときは専用の舌ブラシで、やさしく汚れを取るのが良い。
口中清涼剤はだ液を出すため
口中清涼剤は一時的なものだが、ガリガリ噛むと言うよりもだ液を出すと言うことが一番大切。
舌の上に乗せて溶けるのを待つか、上顎のところにつけて舌で少し擦る。
舌を動かすことによって唾液も出やすくなる。
よく水を飲むのは・・・
水を飲むのは口が潤うので、少し口臭の予防にはなる。
しかし、水は防水性はない。
よく水を飲めば飲むほど喉が渇く。
のどが渇けばかわくほど、口臭につながる。
口のなかがねばねばしたタイミングで飲むならよい。
お茶を飲む
口臭があったというときは、お茶を飲むのも一つ。
お茶にはポリフェノールが入っていて口臭抑制になるが、その一方でカフェインとかが入っていて交感神経を刺激する。
だ液はリラックスしたときに出るので、そういう意味ではお茶は逆効果になる。
さらに、利尿作用があると口渇になるので、常飲するのは良くない。
緊急時や食後に飲むのはよいが、飲み続けると逆に口臭が出てくるという。
だ液の分泌腺を刺激する
サラサラとしただ液を出すことが一番口臭の予防になる。
だ液の分泌腺である、耳下腺・顎下腺・舌下腺を刺激して、だ液の分泌を促す。
耳の後ろに親指を当てて良くもむと、耳下腺が刺激できる。
あごのちょっと角張ったところから、あごの先のほうにゆっくりと親指をあててずらすと、顎下腺を刺激できる。
あごの先に到達した親指を少し奥のほうにもむと、舌下腺を刺激できる。
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