5月21日の「名医のTHE太鼓判」は、『あなたの血管を守る!中性脂肪とコレステロール改善』と題して、コレステロールと中性脂肪に着目。
コレステロールと中性脂肪は、ともに血液中にある脂質。
コレステロールは細胞膜やホルモンの材料、中性脂肪は体のエネルギー源になる。
どちらも生きていくうえで重要な役割を担っているが、多くなってしまうと様々な血管に異常が起こってしまう。
悪玉コレステロールとは?
悪玉コレステロールは、生命維持に必要なコレステロールを全身の細胞に運ぶ働きをしている。
細胞の原料となるコレステロールは肝臓で作られ、血液に乗って全身を巡る。
そのコレステロールを運ぶ役が悪玉、余ったコレステロールを回収して肝臓まで戻すのが善玉。
悪玉が増えてしまうと、血管の中に入り込み悪さをし始める。
それがプラークと呼ばれる血管のコブ。
プラークは心筋梗塞などのリスクを高める。
中性脂肪が高いと内臓脂肪に
中性脂肪は人間のエネルギー源として非常に大切なものだが、この値が高いと内蔵脂肪につながってしまう。
中性脂肪が高いと炎症も引き起こされ、悪玉コレステロールも増える。
そうすると血栓ができて、命にかかわる疾患を起こすリスクがある。
中性脂肪・コレステロール改善
・アルコールの量を減らす
・運動をする・・・1日30分のウォーキングをする
・香り野菜の料理・・・パクチーやセロリ、ニラなどの香りの強い野菜は、ベータカロテン、ビタミンE、ビタミンCが豊富で、血管をケアしてくれる抗酸化作用がある。
悪玉コレステロールの酸化を防いでくれ、動脈硬化や心筋梗塞のリスクを減らすことが期待できる。
亜麻仁油とカメリナオイル
血管がパーフェクトというゲストの中山秀征さんの食生活から、その良い点が指摘。
納豆にオメガ3豊富な亜麻仁油をかけ、みそ汁にはカメリナオイルをかける。
亜麻仁油は熱に弱いが、カメリナオイルは加熱しても成分が壊れないため、炒め物や揚げ物にも最適という。
生姜の酢漬けの作りかた
中山秀征さんの食生活でもっともよいと言われたのが、生姜の酢漬け。
生姜は、悪玉コレステロールと中性脂肪を下げて、かつ、善玉コレステロールを上げる効果がある。
酢にもコレステロールを下げる働きがある。
番組で紹介された生姜の酢漬けの作り方は
(1)鍋に酢350㏄を入れ人肌程度に温める
(2)塩大さじ1、ハチミツ大さじ1を入れ、良く溶かす
(3)水洗いした新生姜400gを厚めに切り、容器に入れる
(4)ハチミツなどを溶かした酢を加える
(5)冷蔵庫で1日置いて、味がなじんだら完成
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