5月15日の「名医とつながる!たけしの家庭の医学」で、最近の研究でわかったという、便秘解消に効果的な食べ物が紹介された。
これまでとは全く違うアプローチで腸に働きかけるという。
解説してくれたのは、横浜市立大学大学院の中島淳先生。
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便のなかに便秘解消の手がかり
便秘の人と快便の人の便では、どんな違いがあるのか?
便に含まれる胆汁酸の量が、まったく違うという。
胆汁酸は、誰もがもっている消化液のひとつ。
胆汁酸は、便を作り、便を運び、排出するという排便機能に関するスイッチのような働きをすることが、近年わかってきているという。
どうすれば胆汁酸を増やせるのか?
一般的な食材の場合は、胆汁酸のほとんどが小腸で吸収されるので、少量しか大腸に届かない。
それに対して、便秘解消食材の場合は、胆汁酸を吸着する力が強く、胆汁酸の多くが小腸で吸収されずに、大腸まで効果的に運ばれるという。
便秘解消食材・エシャレット
この胆汁酸を大腸に届ける便秘解消食材として紹介されたのが、生で食べられるらっきょうのエシャレット。
エシャロットに見た目が似ているので、この名前がつけられたとも。
エシャレットは、水溶性食物繊維を非常に多く含んでいる。
胆汁酸は食物繊維の一種である水溶性食物繊維を摂っていると、便に含まれやすくなると考えられている。
多くの場合、体内で作られた胆汁酸は小腸で吸収されてしまい、大腸にほとんど届かない。
しかし、水溶性食物繊維をを含んだ食べ物を食べると、水溶性食物繊維が胆汁酸を包み込み、小腸で吸収されるのを阻止。
大腸までふんだんに届いた胆汁酸が大腸の動きを活発にすることで、便秘を解消してくれると考えられている。
胆汁酸は、油を摂るとより多く分泌される。
そのため、エシャレット餃子、エシャレットパスタ、エシャレットの天ぷらなど、揚げ物や炒め物などにすると、油と水溶性食物繊維が同時に摂れより効果的という。
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