4月25日の「ガッテン!」は、『だるさ スタミナ切れ 乾燥肌 体調不良の原因判明SP』
これらの原因が、なんと貧血だという。
貧血と判定される血液中のヘモグロビン濃度は、男性が13g/dl未満、女性が12g/dl未満。
貧血の自覚症状は一般に思われているものとは違うため、自分が貧血だと気づいていない人も多い。
貧血の症状
貧血の自覚症状は、なんとなく疲れがぬけないとか、歩いていても速度が上がらないとか、割と地味な症状から進むという。
初めて貧血になった人は、単に疲れているだけではないかとか、体力が落ちただけではないかと考えてしまう。
貧血の症状には、不眠、口内炎、乾燥肌、抜け毛、だるさ、息切れ、爪の変形、氷食症、嚥下障害などがある。
貧血の一番の被害者はミトコンドリア?
ミトコンドリアはほぼすべての細胞にある。
ミトコンドリアは、赤血球が運んできた酸素を受け取るとエネルギーを生み出す。
そうすることで、一つ一つの細胞の担っている役割を果たすことができる。
貧血だと赤血球の鉄の量が少ないので、運べる酸素の量も少ししかない。
全身の細胞で、ミトコンドリアが酸欠になり、細胞が正常に働かなくなる。
貧血は、鉄の足りない「貧鉄」だけではなく、鉄が足りなくなると細胞に酸素が届かなくなる「貧酸」ということになり、体の様々な不調の原因になる。
鉄分が減る理由は「衝撃」
衝撃は鉄を減らす。衝撃によって、赤血球が壊れる。
叩いたり、走ったりすることで、手や足に衝撃が加わると、血管の中の赤血球が壊されるという。
体の中には元々食べた分の蓄積で、鉄分全体として3~4gぐらい入っていて、そのなかの一部を使うほうに回したりもできるので、ある程度は体のなかでもバランスは取れる。
屋外で仕事をすることが多い人やよく運動をする人は、鉄を失いやすい。
女性の場合は、月経で毎月外に出していくので、鉄が足りなくなる。
鉄分の摂取量も半分に
40年前に比べて、日本人の鉄分の摂取量は半分ほどになってしまっている。
むかしは鉄鍋を使っていたのが、今は使わなくなった。
ひじきも、鉄鍋で加工していたときは100g中に58.2mgの鉄分が含まれていたが、ステンレス鍋になって6.2mgに大きく減少。
鉄のやかんや鉄玉子
鉄分を摂るには、鉄瓶や鉄玉子をやかんに入れてお湯を沸かしたりする。
鉄の調理器具は、料理するだけで鉄分が補給でき、インスタ映えも。
ガッテン!のおすすめは、鉄鍋や中華鍋でみそ汁を作ること。
たった1杯で、日本人の1日の不足分が補えるという。
鉄分豊富な食材
赤身肉や、アサイーやきなこ、青菜や大豆製品、アサリにも多い。
日本人が一日に不足している鉄分は、レバーなら焼き鳥1本で、小松菜のおひたしなら100g、アサリの酒蒸しなら16個、牛の赤身肉なら90g、納豆なら1パックで補える。
こうした食材をビタミンCと一緒に摂ると、鉄分の吸収率がアップする。
鉄玉子は、カンボジアではさかなの形をしているが、ドラえもんやキティちゃん、スヌーピーの形のものもあるので、続けられそうなものを買って試してみるとよさそう。
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