4月14日のEテレ「チョイス」は、巻き爪や変形など、爪のトラブルについて。
解説してくれたのは、東京医科歯科大学附属病院の高山かおる先生。
爪の先の白い部分は乾燥のため
爪は爪のすぐ下の爪床から水分や栄養をもらい成長する。
爪の先の白い部分は、水分や栄養をもらえなくなって乾燥して白くなっているという。
巻き爪のメカニズム
爪はハードケラチンでできた、硬さもあるが柔らかさもあって変形しやすいもの。
爪はそのままだと、どんどん内側に巻いていく性質がある。
しかし、歩くことで下から圧力がかかるために、内側に巻かずに平たく広がる。
指に圧力がかからない歩きかたなどで、下からの圧力がかからないと、爪がどんどん巻いていってしまう。
爪の切り方でも巻き爪になってしまう
巻き爪になるもう一つの原因が、爪の切り方。
爪を短く切りすぎると、傷がついたり菌が入りやすくなったりする。
つめの先の白い部分を全部切るのは、実はあまりよくない。
歩いて踏み込んだときにかかる圧力に応えるために、爪は四角いほうがよく、また、指の先まで爪があったほうがよい。
爪の角を横から切ってしまう切り方では、踏み込んだときに爪のまわりにある指の肉が爪のほうがギュッと寄ってきても、爪がないので肉がさらに爪のほうに寄り、逃げ場を失った爪がグッと内側にさらに巻いてしまう。
正しい足の爪の切り方
正しい足の爪の切り方は「スクエアカット」
先は平らで、角をやすりで丸くする。
具体的には
(1)指先と同じくらいのところで、真横にまっすぐに切る
このままだと、角が靴下などに引っかかる恐れがあるので
(2)やすりなどで、角を丸く削る。
手の爪も両サイドを切りすぎない
手は足ほど力がかからないので、スクエアカットにする必要はない。
しかし、爪と皮膚がちょうどわかれる場所の爪は残さないと、白いところが中に日あってきてしまう。
手の爪も、両サイドは切りすぎないほうが良い。
番組では、このあと巻き爪の治療や、水虫が爪にまでできてしまう爪白癬などについて解説された。
爪の切り方は「指導しても直さない人がすごく多い」とコメントされていたが、確かに柔道の選手がスクエアカットとしているという番組をみて一度試していたが、あっという間に以前の切り方に戻った。
自分の場合は爪トラブルはないので、スクエアカットでなくてもかまわないが、地面からの力を有効に使うためにも再度試してみよう。
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