近年、血糖値で危険と言われているのが、血糖値スパイク。
空腹時は正常なのに、食後に血糖値が急上昇してしまう血糖値スパイクが起こると、急激に増えたブドウ糖によって血管が傷み、最悪の場合、脳卒中や心筋梗塞、さらにガンの原因になってしまう恐れもある。
血糖値スパイクは、日本に1400万人以上いると言われているが、空腹状態で受ける健康診断では発見することが難しく、加齢とともに危険が高まる。
3月24日の「ジョブチューン」で、糖尿病専門医の泰江慎太郎先生が、血糖値スパイクの危険度チェック法や、その予防・改善に効果的な食べ物について解説してくれた。
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血糖値スパイクになりやすいタイプかどうか
泰江先生によると、血糖値スパイクが起こりやすかどうかは、普段の食生活やライフスタイルを見ることで、だいたい想像がつくという。
血糖値スパイクになりやすいかどうか、8つのチェック項目が紹介された。
・朝食を食べない
・食べるのが早い
・野菜をあまり食べない
・甘いものをよく食べる
・おなかが出ている
・普段運動をしない
・睡眠6時間以下の日が週3日以上ある
・家族・親族に糖尿病の人がいる
この中で4つ以上あてはまると、血糖値スパイクを引き起こすリスクが高い。
血糖値スパイクを予防する食物繊維とMX-フラクション
血糖値スパイクを予防するには、とても重要な成分が2つある。
それは、食物繊維とMX-フラクション。
糖は小腸で吸収されるが、食物繊維が多い食品を食べると、小腸での吸収を緩やかにすることができ、血糖値が急上昇するのを防ぐ効果が期待できる。
食物繊維は、1日に20g以上摂るのが目安。
MX-フラクションは、血糖値を抑えるインスリンの働きを良くする。
番組では、食物繊維が豊富でなおかつMX-フラクションが唯一含まれている食べ物・マイタケが紹介。
MX-フラクションは水に溶けやすいので、マイタケを入れた味噌汁がおすすめ。
朝食のときに一番はじめに食べると、その日1日の食後の血糖値の急上昇を予防する効果が期待できる。
1日に摂るマイタケの目安は50g。
血糖値が急上昇するかどうかわかる「GI値」
血糖値が急上昇するかどうかわかる指標として、GI値が紹介。
GI値は、糖分が身体に消化・吸収されるスピードがどれくらいなのかを表す。
GI値が55を超えている食べ物は、血糖値スパイクを起こしやすい。
野菜の中では、じゃがいもが90、にんじんが80、かぼちゃ65、さつまいもが55。
小麦粉が使われているものも高く、菓子パン類は95、フランスパンは93、食パンは91、ロールパンも83。
パンだけでなく、麺類もごはんもGI値は高い。
それでも、食べる順番を変えることで、血糖値スパイクを予防することができる。
野菜類、特にGI値が25と低いブロッコリーやマイタケなどから先に食べる。
そのあと、肉や魚・卵などを食べる。
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