発病するまで自覚症状がなく、一度かかるとまず治ることがない恐ろしい肝硬変。
そんな肝硬変の原因として、近年増えてきているのが脂肪肝。
現在、成人の3人に1人が脂肪肝と言われ、お酒を飲まない人や若い女性にも発症のリスクがある。
3月24日の「ジョブチューン」で、消化器外科医の佐野圭二先生が、肝硬変の予備軍・脂肪肝のチェック法や肝臓の機能改善に効果的な食べ物を紹介してくれた。
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脂肪肝とは
肝臓の細胞内に脂肪がたまって、ひどいと肝臓が2倍くらいの大きさになる。
すると、肝臓に炎症が起こって肝細胞に栄養が届きにくくなり、最悪の場合、肝硬変になってしまう。
脂肪肝の3大原因
脂肪肝の原因として大きく分けると3つが考えられる。
・カロリーの過剰摂取・・・必要以上のカロリーは中性脂肪となり、肝臓に蓄えられるため、脂肪肝の原因になる。
・アルコールの過剰摂取・・・アルコール分解時にできるアセトアルデヒドによって、肝臓に脂肪がたまりやすくなる。
・過度なダイエット・・・過度なダイエットで食事制限をすると、肝臓が飢餓状態になる。そうなると肝臓は自分を守るために、脂肪を肝臓にためようとする。
過度なダイエットのために、お酒を飲まない若い女性にも脂肪肝が増えている。
脂肪肝になりやすい朝食抜き
脂肪肝になりやすい生活習慣として指摘されたのが、朝食を抜くこと。
夜は食事を食べないので肝臓が飢餓状態になっているが、さらに朝食も食べないと栄養失調状態が続く。
それで、脂肪がどんどんたまっていく。
また、何かを食べたときに、それが使われるほうに働かず、さらに肝臓にためようとしてしまう。
脂肪肝チェック
・お腹に張りがある
・なんとなく身体が重い
・寝つきが良くない
・眠っても疲れがとれない
・食欲があまり湧かない
・お酒に弱くなった
・体重が減ってきた
・肌荒れが増えた
4つ以上あてはまると、脂肪肝、あるいは、肝炎の可能性がある。
肝硬変は治らないが、脂肪肝や肝炎のうちは治る。
一番は、弱った肝臓を助ける成分を摂ること。
肝臓を助けるBCAA豊富な鶏のむね肉
BCAAは必須アミノ酸のことで、弱った肝臓を助けてくれる。
BCAAが豊富なことはもちろん、低カロリーで低脂肪な食材として、鶏のむね肉紹介。
1日に200gくらい摂ると良い。
コンビニにあるサラダチキンが120gくらい。
他にも、マグロ、カツオなどにもBCAAは豊富に含まれている。
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