花粉症の時期は、花粉症以外でも様々な鼻トラブルが増える。
3月17日の「世界一受けたい授業」では、たった1分で鼻づまりが改善する体操や、鼻炎に効果的な食材が紹介された。
低気圧やペットによっても、鼻トラブルが生じるという。
教えてくれたのは、花粉症のスペシャリスト・石井正則先生。
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低気圧による鼻トラブル
3月から5月は、気温と共に気圧が急に下がることがある。
急な気圧の変化に体がついていけず、自律神経が不安定になり、鼻のなかの粘膜が腫れ、鼻づまりなどを引き起こしてしまうという。
ペットによる鼻炎
ペットを飼う家庭の増加にともない増えているのが、動物アレルギー。
この時季は冬毛から夏毛に変わるため、抜け毛の量が特に増加。
抜け毛にはペットの細かいフケや皮脂・フン尿などがびっしりついていて、それを吸い込むことによってアレルギーが発症してしまう。
月に1~2回はしっかりシャンプーで体を洗うなど、ペットを清潔に保つことが重要。
モーニングアタック
ストレスなどが原因で、毎朝目覚めたときに自律神経のバランスが崩れ、鼻の粘膜の血管が膨張することで鼻トラブルが起こることもある。
自律神経を整えるために、毎日決まった時間に寝るなど、規則正しい生活を心がけるとよい。
花粉筋膜ヨガ
鼻詰まりを治すには、交感神経を活発にすることが大切。
そのために必要なのが、上半身の浅い筋膜を伸ばすこと。
簡単に誰でもできる鼻づまりを解消する方法として、花粉筋膜ヨガが紹介された。
そのやりかたは
(1)両手を後ろにまわし、小指・薬指・中指を組む
(2)指を組んだら、手のひらをお尻の前で開き、さらにひっくり返す
(3)手首を反らせたまま、胸を張って、腕をピンと伸ばす
あとは、できるだけ腕を上にあげ、この状態を20秒間キープする。
小指から腕・胸までつながる筋膜を意識する。
ここを伸ばすことで交感神経が刺激され、鼻のなかの血管が細くなる。
すると、鼻の腫れがひいて、鼻の通りが良くなるそう。
20秒を3セットを、鼻のつまったときや3時間おきくらいに行う。
鼻炎に効果的な食材・シソ
続いて、鼻炎に効果的な食材として紹介されたのが、シソ。
シソには、ポリフェノールの一種のルテオリンという成分が含まれている。
このルテオリンは、かゆみの原因となるヒスタミンを抑制してくれることが、最近の研究で明らかになったという。
同じくルテオリンを含むパセリやセロリと比べても、シソが断トツ。
そんなシソを使ったオススメレシピが、シソディップ。
材料は、青ジソ、くるみ、にんにく、塩、オリーブオイル。
これらすべてをミキサーで混ぜるだけ。
クラッカーやパン、野菜スティックなどにシソディップをつけて食べることで、多くのルテオリンを簡単に摂ることができる。
1日20枚のシソを2~3回に分けて食べると効果的という。
番組中で小島瑠璃子さんが「えっ、20枚?」と驚きの声をあげていたが、ディップにするとそんなに多い量ではなさそう。
材料の割合を工夫したり、パスタソースなどにアレンジするとおいしく鼻炎対策ができるかも。
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