肺は内臓のなかで外の空気に直接触れる臓器。
常に細菌やウイルスに触れるリスクがある。
2月26日の「名医のTHE太鼓判」『あなたの呼吸は大丈夫!?肺年齢診断SP』で、どこの家庭でも起こり得る、肺機能を低下させる要因が紹介された。
エアコンのほこり
エアコンの中にたまったほこりの中には、ハウスダストがいっぱいある。
ハウスダストは、ダニの死骸やフン、ペットの毛、カビ、人の皮膚・フケ、花粉などの様々なアレルゲンが入っている。
こういうものが人に入ると、喘息を起こしたり、アレルギー性鼻炎を起こしたりする。
ほこりがあるところには、カビもいる。
放っておくと、部屋中にカビの胞子をまき散らしてしまう。
吸い込むと、アレルギー性肺炎を引き起こす危険がある。
エアコンは定期的に送風し内部を簡素させる
カビが増殖する5つの要素は、空気、温度、湿度、カビがいること、栄養分としてのほこり。
このうち、どれが一つでも欠けると繁殖しない。
エアコン内を乾燥させることが重要。
エアコンを使用していない時期でも、送風を使い湿気を溜まりにくくする。
エアコンのカビを防ぐには、フィルターを掃除してほこりを除去するのはもちろん、定期的に送風を使用し内部を乾燥させる。
浴室
浴室に置きっぱなしのおもちゃは、内部にカビが繁殖している可能性がある。
鏡のふちやタイルの隙間などの水分が溜まりやすい場所に、黒カビが菌糸を伸ばして繁殖してしまう。
カビは温度に弱いので、50℃のシャワーを1分間当てると、カビは死滅するそう。
洗濯機の裏
洗濯機の裏は、湿気が高くて温度が高くほこりがある、カビが大好きな環境。
他にも、壁やトイレなど、さまざまな場所に繁殖する。
浴室の天井
浴室の天井のカビは、水分が少ないというカビにとって過酷な環境だからこそ、繁殖するために胞子の出す量が増えるという。
天井はお湯をかけられないので、お掃除用ワイパーにアルコールを吹きかけて拭く。
ドアのサッシに結露による黒カビ、キッチンマットの裏にはカビだけでなくダニが繁殖していたりする。キッチンマットに限らず、湿った布製品を放置するとそうなってしまう危険がある。
きれいにみえる家でも、さまざまなところにカビが見つかって唖然。
とりあえず、寒いうちに風呂の黒カビに50℃のシャワーを1分間浴びせてみよう。
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