季節の変わり目は、体調を崩しやすい。
2月14日の「ソレダメ!」で、免疫力が格段にアップする、風邪の予防法が紹介された。
解説してくれたのは、芝大門今津クリニックの今津嘉宏先生と歯科医の照山裕子先生。
【関連記事】
・ソレダメ!風邪っぽいときは、軽い運動と豚肉のしょうが焼き
・ソレダメ!誤嚥性肺炎を防ぐ「あご上げイー体操」「ハイトーンボイストレーニング」
帰宅したら顔も洗う
風邪にかかる一番の原因は手による感染。
ウイルスや細菌のついたつり革などに触れ、その手で目や鼻をこすると、ウイルスが体内に侵入する。
帰宅したら、まず手洗いをするのが大切だが、顔も洗う。
外で肌を露出していた顔には、ウイルスや細菌が付着している。
その顔に何かの拍子で手が触れると、せっかく手洗いしていても手に細菌やウイルスが移ってしまう。
顔についた花粉も落とせるので、春の花粉症対策にもなる。
毎日のうがいには水道水
のどに入ってきたウイルスや細菌を洗い流してくれるうがいだが、うがいに使う水は水道水を使う。
水道水には、消毒効果のある塩素が含まれているので、ミネラルウォーターなどよりうがいに適している。
殺菌タイプのうがい薬は殺菌力が強すぎて、毎日のうがいには適していない。
水道水だとのどにいる必要な菌をあまり傷つけずに、主に風邪の原因となる病原体を駆除できる。
殺菌タイプのうがい薬は、のどの炎症などが強い場合に使う。
市販のうがい薬は、殺菌タイプ、抗炎症タイプ、殺菌プラス抗炎症タイプがあるので、よく確認して使う。
毒だしうがい
効果的なうがいの仕方として、照山先生が「毒だしうがい」を紹介。
毒だしうがいは、口のなかで水流を起こし、その圧力で歯の汚れをはじき飛ばすうがい法。
歯が汚れていると、そこに潜んでいる細菌がのどの年末を守っているタンパク質を破壊し、風邪の原因となる病原体が体内に入りやすくなってしまう。
毒だしうがいのやりかたは
(1)おちょこ1杯ほどの水道水を口に含む
(2)上の歯に水を10回ぶつけて吐き出す
(3)続いて、下のはに水を10回ぶつけて吐き出す
(4)左の奥歯と右の奥歯も同じように行う
ポイントは、できるだけ速く強く水をぶつけること。
水圧で口の中の食べかすや細菌が取り除かれ、風邪予防につながる。
毒だしうがいは、1日3回食後に行う。
毎日続けると口回りの筋肉が鍛えられるので、小顔効果も期待できるという。
コメント