2月13日の「林修の今でしょ!講座」では、靴裏のすり減りかたを、「つま先とかかとが減る」「外側が減る」「内側が減る」「中心とかかとが減る」4つに分類。
それでからだの歪みがわかるという。
健康に良くない順に、原因と対処法が紹介。最後の4番目に健康な歩きかたが解説された。
教えてくれたのは、足のクリニック表参道の桑原靖先生。
靴の中心部分が減っている
足の中心部分がすり減っている人は、アキレス腱がかたい。
アキレス腱がかたいと、つま先が上がらなくなり、すり足になりやすく、つまずきやすくなる。
重心がうしろになるので、体を前に倒さないとバランスが取れず、猫背にもなりやすい。
対処法は、固まったアキレス腱を伸ばすこと。
そのときに、ひざを伸ばし、足も外側にせずにまっすぐにする。
靴の外側がすり減っている
靴底の外側がすり減っている人は、ひざの内側が痛む可能性がある。
外側に重心がいくということは、太ももの筋肉が衰えている。
ひざの歪みで、ガニ股になり、ガニ股になるとひざがねじれて負担がかかってしまう。
改善策は、脚の内側の筋肉を意識して、内股気味に歩く。
坂道や階段を上ることも大切。
靴の内側がすり減っている
靴底の内側がすり減っている人は、もっとも健康リスクが高い。
足が内側に内側に倒れる内股歩きは、足首やひざにも負担がかかりやすい。
親指にしっかり力が入っていない。
普段歩くときの意識を、親指と人差し指で地面を強く蹴るようにする。
さらに、足の指を強くする足指体操も紹介。
そのやりかたは
イスにすわり足の指をタオルでつかんで、ひざを伸ばしてタオルをもちあげる。
これを、1回1分、1日5~6回行う。
正しい歩きかただと、つま先とかかとが減る
正しい歩きかたは、かかとから地面に着地し、足全体でたわんで衝撃を吸収し、その次に、足首が前に倒れ、つま先でしっかり蹴る。
当たり前だと思って歩いているかもしれないが、それは当たり前じゃないのかもしれないということを念頭におくとよいとのこと。
コメント