12月19日の「この差って何ですか?」で、舌が白っぽいときとそうでないときの差が紹介。
舌を見るだけで、体の健康状態がわかるという。
解説してくれたのは、北里大学東洋医学総合研究所の伊藤剛先生。
舌が白いのは胃や腸に問題?
正常な舌はほのかに赤いピンク色をしている。
舌の色が白いときは、胃や腸に問題が起きていることが多い。
舌の表面の白いものは苔と呼ばれていて、舌の表面の細胞が死んで蓄積したもの。
通常は食べ物を食べることで、自然と削られていく。
胃や腸が炎症を起こすと、それを治そうとして新しい細胞がどんどん作られる。
胃や腸と舌は粘膜でつながっているため、舌も新しい細胞が次々と作られ、その結果、舌の表面の乳頭と呼ばれるデコボコが伸びてしまう。
成長してしまって乳頭の間に白い苔が溜まってしまうため、食べ物をたべても削られず、舌が白くなってしまう。
舌磨きはオススメではない
舌が白くなっているときなどに舌みがきをする人もいるが、伊藤先生はあまりおすすめできないという。
皮膚だと、アカは外からの衝撃などから守るバリア。
舌の白いものも、食べ物の尖ったものやかたいものなどから舌が傷つくのを守ってくれていて、取るとばい菌などで感染を起こしやすくなるので、むやみやたらに取る必要はない。
口臭の原因になるという人もいるが、舌の白いものからはにおいはほとんど出ないそう。
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歯型がついているのは舌がむくんでいる
舌に歯型がついているのは、舌がむくんでいるとき。
普段から水やお酒などを摂りすぎている人は、舌ももくんでいるという。
汗をあまりかけない人もむくみやすい。
お風呂で全身浴をすると、水圧で体のなかの水分が中心に集まってくるので、おしっこなどで水がでやすくなる。
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舌のむくみではないが、足のむくみにも全身浴がすすめられていた。
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