12月9日の「ジョブチューン」で、『名医がぶっちゃけ 冬の病気を予防する最強の食べ物』と題して、危険な咳・冷え性・インフルエンザについての解説と、対策の食べ物が紹介された。
危険な咳の見分けかたや咳の症状を和らげる食べものに関して、池袋大谷クリニックの大谷義夫先生が教えてくれた。
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危険な咳の見分けかた
年間を通して、患者が医師にうったえる症状で最も多いのが咳という。
咳の原因はだれもがよくかかる風邪から死に至る病気まで100種類以上あり、どの病気が咳の原因になっているかわかりにくい。
咳が2週間続くと危険
風邪のほとんどは2週間あれば完治する。
2週間以上続く咳の場合は、風邪以外の病気の可能性がある。
危険な咳
(1)温かい部屋から寒い外に出たらでる咳
急な温度の変化によって出る咳は、咳ぜんそくの可能性がある。
日本人の10人に1人が咳ぜんそくという。2週間以上続くせきの大半が、この咳ぜんそく。
気道の粘膜に炎症が起こり、軽い刺激にも反応して出る
咳ぜんそくは、喘息の予備軍。
(2)寝ているときに出る咳
ぜんそくが原因のせき、逆流性食道炎が原因のせき、誤嚥性肺炎のせきの可能性がある。
逆流性食道炎の場合は、寝ている間にのど付近まで逆流した胃液が、せきの原因になるという。胸やけしたり、のどがイガイガしたりする。
肺炎の7割が誤嚥性肺炎。
だ液のなかにはたくさんの細菌が含まれているので、肺に入ると特に危険という。
誤嚥性肺炎の予防法
・1日4回の歯磨き・・・起床時、朝食後、昼食後、寝る前の歯磨きによって、口の中の細菌を減らす。
・食事の前に30秒で3回だ液を飲み込む・・・こうすることで、飲み込むことのウォーミングアップになり、毎日続けることでのどの筋力アップになる。
咳をおさえる飲み物
咳をおさえる飲み物としてコーヒーが紹介。
カフェインには、気管支を拡張させる作用や、炎症をおさえる作用がある。
病気自体を治すことはできないが、咳をやわらげてくれる。
コーヒーを飲めない人は、カフェインが含まれている緑茶や紅茶がおすすめ。
呼吸筋を鍛えるエクササイズ
肺自体には筋肉がないため周囲の筋肉を動かし呼吸をしている。
肺のまわりで肺を動かしている筋肉を鍛えると、咳を出す力も強くなり、異物が気管や肺に入りにくくなる。
呼吸筋のエクササイズのやりかたは
(1)足を肩幅に伸ばし背筋を伸ばす(いすに座った状態でも良い)
(2)両手を頭のうしろで組み、鼻から大きく息を吸う
胸とおなかが膨らむことを意識しながら、ゆっくりと息を吸いこむ。
(3)手を真上にあげ、全身を伸ばしながら、口から息を吐き切る
1日10回、2セットを目安に行う。
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