60歳以上の女性の6人に1人が便秘に悩んでいるという。
11月28日の「この差って何ですか?」で、便秘の人と快便の人の差が紹介。
たったひとつだけの生活習慣を変えるだけで、お通じがよくなるという。
解説してくれたのは、東邦大学医療センター大森病院の渡邉利泰先生。
生活習慣が便秘を招く?
お通じが出ない状態が長い状態続くと、肌荒れやむくみを引き起こし、最悪の場合には大腸が破裂してしまうことも。
加齢で腸の働きが衰えたり、ストレスによって腸が正常に働かなくなったりするが、生活習慣による意外な原因があるという。
大ぜん動運動とぜん動運動の差
そもそも、お通じの良い人と悪い人には、腸の動きに大きな差があるという。
お通じが良い人の腸では大ぜん動運動が、お通じが良くない人の腸ではぜん動運動がおきているという。
ぜん動運動だけでは、お通じがよくならない。
大ぜん動運動はぜん動運動に比べて、便を押し出す力が通常のぜん動運動の200倍になるという。
ただし、この大ぜん動運動が起こるのは一日に数回だけ。
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大ぜん動運動を起こす生活習慣
大ぜん動運動を起こすには、食事と食事の間は8時間何も食べない。
夕食を食べたあとから朝食を食べるまで、何も食べなければよい。
ゲストの松本明子さんも、食物繊維や乳酸菌を摂るとともにこれを実践して便秘を克服したという。
なぜ8時間あけると大ぜん動は起きる?
胃のなかに食べ物が入ると3時間ほどで消化する。
小腸では5時間ほどかけて消化する。
8時間かけて消化された食べ物が大腸に送られ、胃と小腸が空になって初めて大ぜん動運動が起きる。
しかし、食後8時間以内に何か食べてしまうと、胃や小腸がいつまでたっても空にならないので、大ぜん動は起きない。
大ぜん動を起こすおすすめスケジュール
渡邉先生のおすすめは、午後7時から夕食を食べ始めて8時に終わらせ、11時に就寝。
夕食は寝る3時間前までに済ませておく。消化する前に寝てしまうと睡眠が浅くなってリラックスした睡眠がとれない。
リラックスした状態だと、大ぜん動が起きやすくなる。
夕食を終えてからの午前4時には大ぜん動が起きて、排便しやすい状態で目覚めることができる。
この状態で、朝1杯の水を飲むと、胃に刺激が伝わり腸の動きが活発になり、朝の排便が促されるという。
晩ご飯(の食べ終わり)と朝ご飯の間の8時間何も食べずに、朝起きたら水を飲むだけなので、あとは食べ終わってトイレに入る時間をしっかりとれるように余裕を持たせておけばなお良さそう。
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