1年のうちで、風邪を特に引きやすいのは11月と12月。
11月21日の「林修の今でしょ!講座」で、医師100人の評価が高い順に、風邪の予防法が紹介された。
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予防法7位 朝ホットヨーグルトを食べる
腸内環境が悪くなると免疫力が下がり、風邪をひきやすくなる。
乳酸菌は温めるとより活性化する。その結果、腸内の善玉菌がアップし、免疫力もアップするという。
免疫細胞は、温度が高い方が活躍できる。
朝は体温が低いので、だからこそ朝いちばんに温かいものを食べ体温をあげるのが大切だと。
35~40℃が目安。600Wの電子レンジで30~40秒温める。
63℃以上になると、乳酸菌は死んでしまうので注意。
お風呂で「の」の字マッサージ
おへそからスタートして、「の」の字を書くように時計まわりにマッサージをする。
腸のガスが動いたり、腸の動きが良くなったりする。
予防法6位 洗濯物は部屋干しする
部屋の湿度が40%以上になると、空気中のウイルスが床に落下するという。
洗濯物を部屋に干すことで、ウイルスが空気中に滞在する時間を減らすことができる。
加湿器を置くときには、顔の高さなど、なるべく高い位置をに置く。
ホテルなどでは、お風呂の水を入れっぱなしにしたり、濡れたタオルをかけておく。
口呼吸を改善する「あいうべ体操」
口呼吸だと菌やウイルスが体の中に入りやすくなる。
舌の位置が下がってしまうと口が開きやすくなる。
下がってしまった舌を正しい位置に戻す体操として、あいうべーといいながら、最後に舌を大きくだす「あいうべ体操」が紹介された。
「べー」だけでなく、「あいう」で口を大きく動かすことも大切。
鼻呼吸になることで、鼻の温度が上がる。
鼻の温度が下がると免疫力が低下してしまうが、舌が上あごに当たることで舌の温度が鼻にも伝わり、鼻の温度が上がる。
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予防法5位 朝起きたらすぐ歯磨き
危険なウイルスは、夜間寝ている間に口の中で繁殖してしまう。
風邪ウイルスはタンパク質の膜で覆われているが、睡眠中、口の中にはプロテアーゼという酵素が増え、タンパク質をはがし風邪ウイルスが体内に侵入しやすくなる。
風邪を予防するためには、朝いちばんに歯を磨いて、口の中を清潔に保つことが大切。
マウスウォッシュでうがいするのもOK。
予防法4位 寝るときにマスクをする
寝ている間に乾燥すると、粘膜がダメージを受ける。
マスクが苦手な人は部屋の湿度で調整する。
6帖の広さの部屋で、濡れたタオル1枚を干しておく。
番外編 漢方を飲む 梅干し
新見正則先生によると、製品番号41番の補中益気湯(ほちゅうえっきとう)を普段から飲むのがおすすめ。
また、多くのお医者さんが梅干しを食べている。
梅干しに含まれる梅リグナンが、体内に侵入したウイルスの増殖を防いでくれるという。
鶏もも肉大1枚(300g)に梅干し1個をペーストにしたものを絡ませただけの、味付けに塩も醤油もつかわないから揚げが紹介された。
予防法3位 豚のしょうが焼きを食べる
しょうがは熱を加えるとショウガオールという成分ができる。
ショウガオールが胃腸を刺激することで血流が促進し、体の内側から熱が作られる。
豚肉に含まれているビタミンB1は、腸内の免疫細胞をサポートしてくれるので、体の防御機能を維持するのにかかせない。
両方を同時に食べるのがよい。
予防法2位 緑茶でうがいをする
緑茶のカテキンやフラボノイドなどは、ウイルスの増殖や活性化を防ぐ働きがある。
カテキンの量が多くなるようにするには、お茶を淹れるときに熱いお湯をつかう。
ぬるま湯程度に冷ましてからうがいをする。
20分に1回うがいをするのが効果的だが、うがいができないときは5~10分に一回緑茶を飲む。
新見先生のおすすめは、100gに1gの塩を入れた塩水(生理用食塩水)を使って、鼻うがいをすること。
予防法1位 帰宅後手だけでなくも顔も洗う
手だけでは中途半端。顔も洗う。
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