11月6日の「あさイチ」は、ピーナッツの健康効果と食べ方について。
ピーナッツは、太ったり、ニキビや吹き出物が出たり、鼻血が出るのではないかと言われているが、これらは誤解。
ピーナッツ研究の第一人者という井上浩義先生が、ピーナッツの健康パワーについて解説してくれた。
薄皮にポリフェノール
ピーナッツの薄皮は、ポリフェノールの宝庫。
このポリフェノールは、体の細胞を老化から守ってくれる。
活性酸素が細胞に近づこうとするときに、ポリフェノールが酸化されることで、体の細胞を守ってくれる。
また、ポリフェノールの一種のレスベラトロールは細胞の中の核の中にも入り遺伝子と結合し、細胞全体をゆっくりと動かすことができる。
細胞はあまり活発でないほうが、老化が進まないのだそう。
さらに、ピーナッツに含まれるオレイン酸には、悪玉コレステロールを減らす効果がある。
ピーナッツの効果的な食べ方
一日に摂るピーナッツの量の目安は、20~30粒。
人間は午前中がいちばん酸化されるので、それに備えるためには朝にピーナッツを食べるのが効果的とのこと。
午後のおやつにもピーナッツ。
よく噛み砕いて食べることで、少ない量でも満腹感が得られる。
また、ピーナッツは植物なので細胞膜のまわりに細胞壁がある。栄養は細胞のなかに入っているので、フードプロセッサーなどで粉末にしたほうがよい。
ピーナッツのお汁粉の作り方
簡単なピーナッツ料理として、薬膳料理研究科の新開ミヤ子さんがピーナッツのお汁粉の作り方を教えてくれた。
その作り方は
(1)薄皮付きピーナッツを一晩水につける
(2)柔らかくなったピーナッツを、鍋で30分火にかける
(3)ミキサーに汁ごと入れて攪拌する
(4)再び鍋に戻し、好みの濃度になるまで水を入れてのばす
(5)最後に黒糖で甘味をつけて、塩で味を調える
生ピーナッツ
煎る前の生のピーナッツが出回っていて、中でも、ジェンキンスジャンボとナカテユタカを交配させた「おおまさり」という品種が人気という。
おおまさりは、甘みがつよく身がやわらかく、大粒で食べごたえがある。
水に対して塩を1割入れて40~50分茹でるのがおすすめという。
個人的には、ピーナッツは細かく砕いてみそ汁に入れるとコクが出てとてもおいしい。
最近なまけてレトルトのみそ汁しか飲まなくなったが、久々に具だくさんにして作ってみようかな。
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