10月28日の「世界一受けたい授業」で、近年増加する若者の健康異常が紹介された。
10年前までは高齢者の病気と思われていた肺炎も増えているという。
若者が抱える健康異常について解説してくれたのは、山王病院の奥仲哲弥副院長。
難聴
イヤホンで大音量を聴き続けると、耳の中にある蝸牛とよばれる部分が傷ついて、聴力が落ちてしまう。
特に、電車内などの騒音の激しい場所での使用は、自然と音量が大きくなるためにとても危険。
一日の使用は2時間程度に抑える。
口臭
スマホを日常的に使いすぎることで口臭の原因になるという。
スマホに熱中して顔が下を向いていると、だ液腺が圧迫されだ液が減り口が渇き、その状態が続くことで口臭が悪化してしまう。
さらに熱中すればするほど交感神経が優位になるので、ますますだ液が減ってしまう。
30分から1時間使用したら、あごの下のだ液腺をマッサージしたり、こまめに水分補給をして口が乾かないようにする。
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睡眠時無呼吸症候群
小顔が睡眠時無呼吸症候群の原因になるという。
小顔であごが小さくなると、呼吸をするときの気道がせまくなってしまう。
すると、寝ている際に舌の根元が落ちたとき、狭い気道をふさいでしまう。
無呼吸症候群を、あっかんべーでチェック
鏡に向かって舌を出し、喉の奥まで見えるかをチェックする。
声を出してもよいので、のどの奥まで見えるか見えないかを確認する。
奥まで見えない場合は、気道がせまいため無呼吸症候群の疑いがあるという。
睡眠外来という専門の科があり、睡眠時のマウスピースを作るなどの対策もあるので、心配な人は診断してもらうのがよい。
手を何度も洗わないと気がすまなかったり、消耗品を過剰に購入したりなど一定の行動を繰り返してしまう「強迫神経症」や、色を判別がしにくい「色覚異常」も多いという。
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