BSプレミアム「美と若さの新常識 カラダのヒミツ」で、『秘策あり!美しき髪のヒミツ』と題して、髪の痛み、うねり、細毛、薄毛に関する最新のノウハウが紹介された。
そのうち、髪を傷めないシャンプーの仕方と乾かし方を確認しておこう。
髪が傷むと空洞ができる?
髪の毛の傷みが進むと、髪の毛が空洞化するという。
髪の毛は、中心部のメデュラ、それを守るように囲んでいるコルテックス、一番外側に髪を守るキューティクルの3つの組織で構成されているが、キューティクルは、ヘアカラーやパーマ、紫外線、洗髪やブラッシングによる髪の擦れによって、傷んで大きく剥がれてしまう。
キューティクルの剥がれた隙間から髪の内部を構成する成分が流れ出てしまい、空洞化につながる。
この空洞化が進むと、髪のハリやコシが失われ、切れ毛が増え、ツヤもなくなる。
よかれと思ってしているシャンプーなどが、逆に空洞化の原因にもなっている。
シャンプーの秘訣は予あらい
シャンプーは実は補助剤で、その前に行う「予あらい」が一番大事。
予あらいとは、シャンプー剤をつける前に、お湯で髪を濡らすこと。しっかり地肌にお湯を感じるように、地肌まで満遍なく濡らす。
シャンプー剤は髪の毛の量によって変わるが、きちんと予あらいできているとすぐに泡立つ。
指を通しながら、地肌を洗うようにすると、髪の毛をゴシゴシこすらなくても汚れが落ちる。
洗浄成分はマイナスの電荷
洗浄成分はマイナスの電荷をもっている。
一方で、濡れた髪と地肌もマイナス。
マイナス同士で反発するので強くこすらなくても、泡にくるまれた汚れや皮脂は髪の毛から剥がれやすくなる。
ゴシゴシこすり洗いは一番ダメ
髪の毛を両手でこすって洗うのは、一番良くない。
髪の毛は、乾いているときは硬いが、水にぬれると非常に柔らかくなる。
濡れた状態で髪をこすると、キューティクルがどんどん剥がれてしまう。
基本的には、シャンプーのときは頭皮を洗う。
髪の毛は、指を最後に通すぐらいの感覚でよい。
すすぎは洗った倍の時間使う
すすぎは洗った時間の倍くらいの時間をつかうつもりで、しっかり地肌にお湯をあてる。
今のシャンプーには洗浄成分だけでなくコンディショニング成分も含まれているが、コンディショニング成分はプラスの電荷を帯びている。
洗浄成分が洗い流されたあと、コンディショニング成分が髪の毛に吸着し全体を覆い、ダメージから守ってくれるという。
自分にあったシャンプーの選びかた
自分にあったシャンプーかどうかは、シャンプー後のすすぎで判断する。
シャンプー後のすすぎのときに、一番ダメージが現れやすいので、すすぎのときの指通りやひっかかりをチェックする。
ひどいときは、髪の毛がぎゅっと固まってしまう。
そういった場合には、よりコンディショニング成分が入ったしっとりしたものを使うのがよいとのこと。
うねりを抑える髪の乾かしかた
髪の毛は生えぐせがあって、生えている方向が一本一本違う。
まず、地肌をこするようにして、生えぐせをドライヤーで取る
ドライヤーを振って、熱を逃がしながら行う。
何よりも地肌に風が当たるようにしてあげるのが良い。
こうして根元を乾かしている間に、毛先は余熱で乾いていく。
地肌を乾かしながら、指でとかしていくと、だんだんツヤが出てきてきれいに乾いていく。
毛先から乾かしてしまうと、オーバードライといって乾燥しすぎになり、乾いていないところを乾かしているうちにどんどん傷んでしまう。
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