8月29日の「林修の今でしょ!講座」で、健康長寿1000人への調査結果をもとに、毎日の食生活、お風呂の入り方、睡眠法まで、健康長寿の秘密にせまられた。
最初に紹介されたのが、1000人のうちの9割が食べていた発酵食品。
ランキング形式で発表された。
解説してくれたのは、お茶の水健康長寿クリニックの白澤卓二先生。
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認知症と骨粗しょう症にならない
白澤先生によると、健康長寿になるには介護になる原因の2つの病気にならないことが重要。
認知症と骨粗しょう症にならない人は、生活が自立しているだけでなく、エンジョイしているという。
健康長寿が良く食べる発酵食品
1000人のうちの9割の人が発酵食品を食べていたという結果に。
発酵食品のポイントは3つ。
・発酵過程で栄養素が数倍になる。
・発酵のプロセスで新しい栄養素ができる。
・発酵のプロセスは分解なので、栄養が吸収されやすくなる。
第3位 味噌
赤味噌のメラノイジンは抗酸化作用があり、白味噌は発酵の過程でギャバができる。
両方食べると両方のメリットが得られる。
量よりも、毎食食べるのが良い。
第2位 納豆
納豆にはビタミンK2が豊富に含まれているが、カルシウムが腸管から吸収されたあと、このビタミンK2が無いと骨に入ってくれない。
骨粗しょう症の予防としては、納豆以外にあまり他に選択肢がないという。
納豆とキムチを合体させる
特に、納豆といっしょに食べられるというのがキムチ。
キムチには乳酸菌が入っているが、納豆菌と乳酸菌の相性がよく、納豆が作る成分が乳酸菌のエサになり乳酸菌が増える。
白澤先生がおすすめなのが、プロスキーヤーの三浦雄一郎さんの父敬三さんが毎朝食べていたという納豆キムチ豆腐。
三浦敬三さんは、100歳でスキーを滑っていた。
細胞の老化をふせぐスペルミジン
細胞の老化と防ぐのではないかと研究が進んでいるのがスペルミジン。
納豆のなかのスペルミジンがオートファジーを促進してくれるので、細胞のなかのゴミを処理してくれて、さらにそれを再利用してくれるという。
スぺルミジンは、きのこにも多く含まれる。
第1位 ヨーグルト
ヨーグルトはカルシウムが豊富で、腸内の環境を整えてくれる。
善玉菌を減らさないために、ヨーグルトやキムチを食べる。
ヨーグルトにバナナを足す
白澤先生のおすすめは、ヨーグルトにバナナを足すこと。
バナナにはオリゴ糖が入っていて、腸内細菌がこれを分解し善玉菌が増え、また食物繊維が豊富でこれが善玉菌のエサになる。
番組の途中で、日野原重明先生の食生活を例に、人のものを真似するのではなく、自分のライフスタイルを確立することが大切とも言っていた。
いろんな発酵食品があるので、まずは試してみてそこから一つでも二つでも楽しくおいしく続けられるものを見つけていくのが良さそう。
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