NHK BSプレミアム「美と若さの新常識 カラダのヒミツ」で、『内側からキレイ!インド・ビューティー』と題して、インド式の美容法が紹介。
そのうち、スパイスに関して確認しておこう。
解説してくれたのは、大阪市立大学の中谷延二名誉教授。
スパイスの抗酸化作用
人間の体の中には活性酸素が出てきて、いろんな病気を引き起こすが、スパイスのなかには強い抗酸化活性があるものがある。
中谷先生に特に注目しているというのが、ターメリックに含まれるクルクミン。
クルクミンが体内に入るとテトラヒドロクルクミンに変化し、これが強い抗酸化力を持つという。
スパイスダイエット
数か月前断食に挑戦し3キロのダイエットにいったんは成功したがリバウンドした松丸ほるもんさんが、スパイスをつかったダイエットに挑戦した。
1か月分として、代謝を上げるジンジャー、長こしょう、黒こしょう各30gに加えて、抗酸化作用の高いターメリック3g、肥満を抑えるフェヌグリーク6g、胃腸の働きを改善するというフェンネル9g、そしてクミンと岩塩を各3g混ぜた「やせるふりかけ」を、いろんなおかずにふりかける。
多くのスパイスが褐色脂肪組織に働きかけて体温が上がり、普段より多くのエネルギーが使われるのでダイエットにつながるという。
松丸さんは2週間で2.6キロ痩せた。汗もかくようになって健康的だが、果たしてどこまで続くのか?
便秘改善と美肌におすすめのスパイスふりかけ
もう一種類、便秘改善と美肌のためのスパイスふりかけが紹介。
ジンジャー15g、長こしょう(ヒハツ)15g、黒こしょう15g、アサフェティダ(悪魔のフン)3gのスパイスに、ココナッツファイン9g、岩塩3gをよく混ぜる。
スパイスは夏を乗り切る秘薬
横浜市立大学大学院の石川義弘教授によると、インド料理で汗をかいて上手に胃腸の機能を刺激して食事をとれるようにするのが、夏バテ対策のひとつという。
おなかが疲れていて食欲がいまいちだなと思ったら、しょうがとガーリックをたくさん入れる。
そうすることで、胃腸の運動を促進させて、食欲を増進させる作用があるという。
買おう買おうと思っていながらそのままになっているプーアル茶が優先だが、ちょうどこしょうが切れたところなので、スーパーで香辛料売り場をまたじっくり見るだけはやってみよう。
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