7月25日の「たけしの家庭の医学」で、夏バテを起こしやすい体質として下半身型冷え性が取り上げられた。
体質改善のためのツボや作り置きの薬膳料理も紹介された。
夏バテになりやすい体質チェック
・湯船に長く浸かれない
・眠りが浅い
・よく手に汗をかいている
・冷房をつけると足が冷える
・あせりやすい
・ちょっとした事で、かっとしてしまう
3項目以上あてはまると、夏バテを起こしやすいが、こういった人は実は下半身型冷え性。
千葉大学医学部附属病院の並木隆雄先生によると、下半身が冷えるタイプの冷え症の人が夏バテを起こしやすいという。
下半身型冷え性の人は熱が上半身に溜まってしまう
下半身型冷え性の人は、下半身にいくべき熱が上半身にたまってしまい、冷えのぼせという状態になる。
理由はわかっていないが、下半身型冷え性の人はエアコンなどの冷気に敏感な体質になっている。
冷気に下半身の自律神経だけが過剰に反応し血管を必要以上に収縮し、それによって体で造られた熱が下半身に運ばれず足が冷える。
逆に、上半身では下半身に向かえない熱が溜まり続け、のぼせるほど体温が高くなってしまう。
この冷えのぼせの状態が、夏バテをひどくする原因だという。
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体質改善のツボ
下半身を温め上半身に熱を溜めないための、体質改善法としてツボと薬膳が紹介された。
(1)血海・・・ひざのお皿の内側から指3本分上
(2)太渓・・・足の内くるぶしとアキレス腱の間の少しくぼんだところ
(3)八風・・・足の指の間の付け根に、左右に4つずつある
気持ちよい場所はやさしく、痛い場所は痛気持ちよいくらいの強さで10秒ほど押す。
すぐにやめずに1か月は続ける。
薬膳をつかった作り置き料理
薬膳のエキスパート・中村きよみさんによると、気や血を巡らせる食材を食べ続けると良いという。
食材としておすすめなのは、タマネギ、セロリ、シナモン。
これらをつかった、毎日食べられる作り置き薬膳料理が紹介された。
セロリとたまねぎの鶏肉炒め
作り置きできる期間が3日なので、3日分の作り方が紹介。
(1)オリーブオイル大さじ1杯半で、鶏ミンチ肉150gをパラパラになるまで強火で炒める
(2)1.5センチ角切りのタマネギ2/3個と、同じく角切りのセロリ1/2本を投入
(3)角切りのパプリカ1/3個、輪切りにした茹でアスパラ1本、松の実大さじ2杯分など旬の野菜をいれる
(4)ナンプラー大さじ2杯半、オイスターソース大さじ1杯半、塩小さじ2/3、コショウ少々、レモン汁大さじ1、カイエンペッパー小さじ1/2で味付けする
(5)そしてシナモンの粉末を小さじ1/2混ぜて出来上がり
番組では、ご飯に乗せたり、トルティーヤで巻いたり、オムレツの具にして食べていた。
味がぜんぜん想像できないが、冷え症や血流改善にシナモンやタマネギは王道かな?
シナモンならミルクティーに入れるのが個人的には一番おいしい。あと、やつはしとか飴とかじゃだめなのかな?
薬膳料理も摂り続けることが大事なので、タマネギ、セロリ、シナモンが全部でなくても2つくらい含まれるレシピを見つけてきていろいろ試してみるのが良さそう。
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