7月19日の「あさイチ」スゴ技Qは「冷やし術」
寝つきが悪い夏の夜のお悩みに、医学博士いの五味常明先生が、汗を上手にかいて寝つきをよくする方法を紹介してくれた。。
夜寝られないのはなぜ?
五味先生によると、寝られないのは、夜体温が高いからかもしれないという。
睡眠は体温と深い関わりがある。
人は体の内部の体温「深部体温」が下がるときに眠くなるという性質がある。
しかし、夏は夜も気温や湿度が高いため、深部体温がなかなか下がらない。
そのため、寝つきが悪くなってしまう。
ぬるま湯で深部体温を上げる
寝苦しさの解消法は、入浴。
夏こそ、湯船につかることが大切。
寝る30分ほど前に、40℃以下のぬるま湯につかる。
すると、体の深部体温が上がる。
深部体温はいったん上がると強く下がる性質があるので、それを利用して体温を下げやすくする。
お風呂後は薄着で扇風機にあたる
お風呂に入ったあと体を効果的にクールダウンさせるには、薄着で扇風機にあたる。
汗をいかに蒸発させるかがポイント。
汗は出るだけでは何の意味もない。それが皮膚の上で蒸発することで、はじめて体温を下げられる。
つまり、汗をじんわりかくことが重要。
そのため、お風呂で温まったら、通気性のよい薄着で過ごし、扇風機の風で汗を効果的に蒸発させる。
パジャマを着るのは、汗が乾いてからにする。
お風呂後に汗をしっかり拭くと、蒸発する分の汗がなくなってしまい、体温を下げられない。
汗が気になる場合は、湿ったタオルで拭くと、タオルについた水分が汗の代わりに蒸発して体温を下げてくれる。
すぐに冷房を効かせた部屋に入ると、身体の表面だけが冷えて汗が止まってしまい、深部体温が下がりにくくなる。
冷えた飲み物を飲むと、口の中にある冷気を感じるセンサーが働き、体が十分涼しいを判断され、汗が止まってしまう。
汗の目安は「しっとり」
汗はダラダラ流れるようなものではなく、しっとりかく。
腕を触ったときにしっとりしていればよい。
2~3週間、シャワーではなく湯船につかることで、汗腺のトレーニングにもなる。
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