7月9日の「健康カプセル!ゲンキの時間」は、汗について。
教えてくれたのは、早稲田大学の永島計先生。
いい汗とムダ汗の違いは?
「玉のような汗」は、汗のかき方があまり上手ではない。
汗は蒸発して身体の熱を奪うことで、初めて体温調節の役に立つ。
汗をかくのが上手な人は、うっすらと満遍なくかくので、短時間で汗が蒸発し体温調整がうまくいく。
部分的に汗腺の機能が低下して汗が出なくなると、正常な汗腺から多く汗が出て大粒になる。
大粒の汗はなかなか蒸発できず、熱を奪うことができない。
玉のような汗は、クールダウン効果の低い見せかけだけのムダ汗という。
違いは普段の運動習慣
いい汗をかけるかムダ汗をかいてしまうかの違いは、普段の運動習慣。
また、ナトリウムは汗を外に運ぶ導管で再吸収され、外にはあまり排出されないが、普段から汗をかいていないと再吸収能力が低下し、体内のナトリウムが多く排出されてしまう。
その結果、つかれやすくなったり、強い疲労感が残ったりする。
汗腺は、1週間に3日、20分程度の運動をすることで復活する。
すっぱい食べ物でも発汗
汗を出す食べ物としては、辛いものが想像されるが、それ以外でも汗の出る食べ物がある。
梅干しは出てしまった塩分を補給できる、一石二鳥の食べ物。
番組では、梅肉エキスが登場。
五味クリニックの五味常明院長によると、辛いものを食べると汗がでることを味覚性発汗というが、辛いもの以外でも味覚性発汗が起こり得る。
平成10年に行われた東京家政大学の実験によると、発汗作用が一番強いのは酸味、次が苦味で、辛味は3番目という結果に。
五味先生によると、汗腺はどのような形でも発汗することで、機能が高まってトレーニングになる。
辛いものが苦手な人は、酸っぱいものでも、トレーニングになる。
汗腺刺激トレーニング
岩盤浴は、赤外線効果で身体の中から全身を温めることができるが、自宅でできる汗腺刺激トレーニングが紹介。
そのやりかたは
・43℃の熱めのお湯を足首程度まで貯め、両手両足を浸ける
指には、熱いものに触れると広がる血管が大量にあり、その広がった血管内の血液が温まり、効率よく全身を温められる。
うっすら汗をかくまで毎日続けると、2週間ほどで効果がでるという。
梅醤番茶のつくりかた
オーブンで焼いた焼き梅干しをつかった、梅醤番茶のつくりかたは
(1)梅干しを3~5分、オーブンで焼く
(2)湯飲みに、焼き梅干しを一つ入れ、お好みでしょうがと醤油を入れる
(3)熱い番茶を注ぐと完成
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