7月1日のMBS「サタデープラス」で、夏に悪化しやすいむくみの解消法が紹介された。
スタジオで解説してくれたのは、東京警察病院の澤田彰史先生。
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夏のむくみの原因
暑い夏は、普通に生活しているだけでもむくみやすい季節。
夏は、暑さで血管が膨張し血流の勢いが弱くなり、血管から水分が染み出しやすくなる。
また、大量の汗とともに水分代謝を調整するさまざまな物質が流れ出てしまうことも、むくみやすさにつながる。
むくみで足からアンモニアの臭い
五味クリニックの五味常明院長によると、むくみによる臭いは、汗や雑菌による一般的な足の臭いとは異なる。
むくみで生まれる臭いは疲労臭で、アンモニアが混ざっている可能性がある。
一般的な雑菌由来の足の臭いに、この疲労臭が混ざることでより強い悪臭になってしまう。
疲労臭は足の中から出てくる臭いなので、洗っても臭いを消すことができない。
夏太りの原因はむくみ!?
イシハラクリニックの石原新菜副院長によると、むくみは足だけでなく、二重あご、二の腕のたるみ、ぽっこりおなかもむくみが原因の可能性がある。
あごの下、二の腕、おなかは、脂肪がつきやすい場所で、単に太ったと思い込んでいる人が多いが、重力の関係で水分が溜まりやすい場所でもある。
特に冷え症の人は、毛細血管の血流が悪く水分循環がうまくいかないので、足以外でもむくみを起こしやすい。
二の腕を触って冷たいと感じる人は、足以外もむくみやすい可能性が高い。
全身のむくみを放っておくと血行がさらに悪化し、代謝そのものが下がって夏太りの原因にもなる。
むくみ予防にカリウム
全身のむくみ予防に効果が期待できるのが、カリウム。
カリウムは体内の水分調整を行う特に重要な成分。利尿作用もあるのでむくみの予防に欠かせないという。
カリウムは水溶性で汗とともに排出されやすく、夏はカリウムが不足しがちになる。
だからこそ、カリウムをしっかり摂ることが重要。
カリウム豊富なあずき茶の作り方
あずきはカリウムが豊富で、利尿作用が期待できるサポニンを含んでいる。
お茶にして飲むだけという、あずき茶の作り方は
(1)水洗いしたあずき(50g)を、アルミホイルに重ならないように並べる。
(2)そのままトースターで5分間加熱する
(3)加熱したあずき50gを400mlの水と一緒に皿に入れて、500Wのレンジで10分間温める
やかんや鍋で煮出しても良い。
水分はこまめに摂る
澤田先生によると、冷たい水を一気に飲むと内蔵が冷えてしまってむくみの原因になる。
冷たい水は、一気に飲むのではなくこまめに摂るほうがよい。
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