「なかなか眠れない」「寝ている途中で起きてしまう」といった状態が続くのが、不眠症。
成人の2割以上が不眠症で、自覚がない潜在的に不眠症の人も含めると成人の4割が該当するというデータも。
6月3日の「ジョブチューン 病気を予防する最強の食べ物SP」で、睡眠の質を上げ不眠症改善にもつながる効果的な食べ物が紹介された。
解説してくれたのは、杏林大学医学部の古賀良彦名誉教授。
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不眠症の具体的な症状は?
不眠症には3つのタイプがある。
ひとつめは、布団に入って2時間程度寝付けない「入眠障害」
この入眠障害は、不眠症の中では軽い方。
二つ目は、朝起きるまでに2回以上目を覚ましてしまう「中途覚醒」
三つ目は、起床予定時刻より2時間以上早く目が覚める「早朝覚醒」
早朝覚醒は、一度起きたら再び寝ることができず、目が覚めてしまう。
これら3つのなかのどれでも週に2回以上、それがひと月以上続けば不眠症。
60歳以上になると中途覚醒が特に多くなり、4人に1人くらいが睡眠の途中で目が覚めてしまう。
不眠症になると様々な障害が
眠らないと、食欲を促進するグレリンといいうホルモンがたくさん分泌され、結果として肥満になってしまうという。
また不眠でない人に比べて、糖尿病・高血圧に2倍なりやすい。
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睡眠の質を上げる「テアニン」
大妻女子大学の大森正司名誉教授によると、テアニンという物質があるものに含まれている。
最近の研究で、テアニンはリラックスしたときに脳内で増えるα波を増加させることがわかってきた。
α派が多く出るということは、良い睡眠を迎えることができるということになる。
ある実験によると、寝る前にテアニンを摂取していない人は睡眠途中20分ほど目が覚めてしまうのに対し、テアニンを摂取した人は途中目が覚める時間が4割少なくなっていて、起床時のリフレッシュ感もテアニンを摂取した人のほうが約2割多いという。
テアニンを含む水出し緑茶
ただの緑茶ではなく、「水出し」がポイント。
緑茶は水の温度によって抽出される成分が違う。
熱湯で淹れた緑茶に含まれる主な成分は、カフェイン、カテキン、テアニン、アルギニン。
それに対して、水で淹れた緑茶に含まれる主な成分は、テアニンとアルギニン。カフェインはほとんど出ない。
水も0.5℃くらいの氷水が良い。
水出し緑茶の作りかたは
(1)緑茶に氷水を入れて、2~3時間かけてじっくり抽出する
寝る1時間ほど前に1杯飲むと効果的という。
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