NHK「きょうの健康 今さら聞けない!歯と口の健康情報」の第1回は、歯周病について。
歯周病の原因は、口のなかにいる細菌とその代謝物の塊であるネバネバしたプラーク(歯垢)。
日本大学歯学部付属歯科病院の宮崎真至病院長が、歯磨きなどの仕方などを解説してくれた。
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歯周病の治療の流れ
歯周病の治療の流れは、歯周組織検査、歯磨きの指導、歯石の除去のあと、再評価と場合によっては歯周外科手術となる。
歯磨きはまずスクラッピング法から
歯磨きにはバス法とスクラッピング法がある。
スクラッピング法は、歯に対してブラシを90度にあて、細かく振動させる。
バス法は、歯に対してブラシを斜め45度にして、歯と歯茎の間のところにあてがって細かく振動させ、歯茎の近いところを汚れを効率的に落とすことができる。
歯周病を防止するためにはバス法のほうが適しているが、バス法の細かく振動させる磨きかたを良く理解しない行うと、歯茎を傷つける恐れがある。
まずはスクラッピング法で細かく振動させる動作を練習してから、バス法に移行するのが宮崎先生のおすすめ。
フロスや歯間ブラシを使って取りにくい歯と歯の間のプラークを取るのも大切だが、これらも正しい使いかたをしないと歯茎を傷めてしまうので、一度は歯科医院で使い方の指導を受ける。
歯石はスケーラーで取ってもらう
歯石は、取り残されたプラークがどんどん蓄積することで、そのなかにミネラルが沈着し、石のように固まってしまったもの。
自分では取れないので、歯科医院で取ってもらう必要がある。
歯石を取る器具はスケーラーといい、主に手用スケーラーと超音波スケーラーがある。
歯石を除去するとともに、歯にしみこんだ歯周病菌が出した毒素をきれいにしてなめらかにする「ルートプレーニング」ということも行う。
歯周病の予防
ブラッシングをしていても、歯並びの状態や磨き癖などによりプラークの取り残しが起こりやすい。
定期的なクリーニングや検診を受ける。
ルートプレーニングという言葉は初めて聞いたが、そろそろまたクリーニングしてもらいに行かなきゃと思いながらそのままになってしまっているなぁ。
虫歯といっしょで歯石除去も早めのほうが楽なんだが、なかなか動けない。
これを機に、予約の電話をしよう。
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