4月19日の「ソレダメ!」で、知らないと大変なことにもなりうる歯磨きに関する知識が紹介された。
歯磨き粉の量は異論があって迷ったりもするが、なるほどと思うことがいっぱい。
藤見歯科医院の古城祐子先生が解説してくれた。
・ギャル曽根の餃子の皮を使った大福・緑茶deわらび餅
・Dr.加藤の脳貯金トレーニング「二刀流書き写しトレーニング」
歯ブラシの交換時期は1か月
歯ブラシはどれくらい使ったら替えるのか?
正しい交換時期は1か月。
使い続けていると、歯ブラシが細菌だらけになってしまう。
そんな歯ブラシで磨くと、虫歯や様々な病気の原因にもなってしまうという。
歯磨き粉は小豆程度に
歯ブラシは水につけずに歯磨き粉をつける。
水をつけて濡らすと必要以上に泡立ち、汚れが落ちる前に歯磨きを終えてしまう場合がある。
歯磨き粉の量は、小豆程度で十分泡立つ。
歯磨き粉の量は、たっぷりつけたほうがよいというのもどこかで見たが、ソレダメ!では歯ブラシの先にちょっとでOK。
おちょこ半分程度の水でゆすぐ
口をゆすぐときは、おちょこ半分程度の水でゆすぐ。
歯磨き粉の中には、虫歯の進行を防ぐフッ素が含まれていて、ゆすぎすぎるとフッ素を洗い流してしまい、かえって虫歯になりやすくなる。
塩で歯茎を磨くのは絶対ダメ
口の中は粘膜なので、塩でゴシゴシもむということは、表面の粘膜をただ傷つけているだけ。
塩が粘膜を傷つけると、歯周病菌などの細菌が傷口からはいってくる恐れがある。
起きたらすぐ歯を磨く
口の中の細菌がもっとも多いのは朝起きてすぐ。
歯を磨かずに朝食を摂るということは、食べ物と一緒に毒を飲んでいるのと変わらない。
朝起きたばかりの口の中は、一晩かけて細菌が作り出した「内毒素」でいっぱい。
歯周病の原因菌などが持つこの内毒素は、組織や骨まで破壊する威力を持つとても危険なものだという。
さらに、口の中にある細菌が作り出す「プロテアーゼ」という酵素によって、風邪やインフルエンザなどのウイルスが体内に侵入する手助けをしてしまう。
毎食後はうがいで十分
食事のあとにかならず歯磨き粉を使って歯を磨くのはあまりよくない。
歯磨き粉には研磨剤が入っているものもあり、必要以上に歯磨きをすると、研磨剤が歯を削ってしまい、逆に虫歯の原因になることもある。
食後に歯を磨いてもよいが、力を入れすぎたり、回数を増やしてやった気になるのが一番よくない。
朝晩しっかり磨けば、食後はうがいや簡単な歯磨きで十分。
歯ブラシの選び方
歯ブラシは、大人はやわらかめ、子どもはかためを使う。
子どもの歯磨きの目的は虫歯予防。かための歯ブラシを使うと表面の汚れが取りやすく、虫歯を予防できる。
大人の歯磨きの目的は歯周病ケア。日本の成人の8割が歯周病にかかっている。
毛先がほそくやわらかめの歯ブラシで、歯と歯茎の間を優しく磨いて歯周病ケアをすることが重要。
自分の歯の状態にあったものを選ぶ
歯並びの悪い人は、毛先が山切りになった歯ブラシがおすすめ。
歯が均等に生えていなくても、しっかりフィットして汚れを落とすことができる。
歯並びが良い人は、ヘッドがコンパクトで幅広タイプの歯ブラシがおすすめ。
上下の歯と歯茎の間の汚れを同時に落とすことが可能。
歯ブラシは窓際に立てかける
歯ブラシは洗面台に収納するのではなく、窓際に立てかける。
歯ブラシは乾燥させることが重要。
洗面台の鏡の裏は通気性が悪く、じめじめしていて細菌が繁殖しやすい。
窓際は日差しも当たり、風通しもよい。
家族の歯ブラシを1つのコップに入れない
1つのコップに家族の歯ブラシを入れておくのは、もってのほか!
雑菌が歯ブラシ同士で感染してしまう。
歯磨き粉も1人1人別のものに
歯磨き粉も家族で同じものをつかうのではなく、1人1個使う。
家族で同じ歯磨き粉を使っていると、歯磨き粉をつけるときに歯ブラシについた菌が次の歯ブラシにまた移る。
家族で同じ歯磨き粉を使っていると、菌を回していることになる。
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