3月12日の「所さんの目がテン!」は、間食について。
間食すると太ってしまうと考える人は多いが、正しい間食をすれば肥満になってしまう原因を防いでくれるという。
ドカ食いスパイラルを間食が防ぐ?
肥満になってしまう原因の一つに「ドカ食いスパイラル」がある。
昼食から夕食までの時間が長いと強い空腹感を感じて夕食をドカ食いしてしまい、すると血糖値が急上昇しインスリンが分泌され余分な糖が脂肪になる。
さらに、急激に上がった血糖値は急激に下がるので、再び強い空腹感が襲ってくる。
この負のスパイラルを断ち切るのに、間食が有効という。
大妻女子大学の青江誠一郎教授によると、良い間食をすると食欲をコントロールしてくれるので、夕食の食べ過ぎを抑えることができる。
小腹がすいた夕方に、およそ30g(片手に収まるくらいの量)のナッツ類を食べるのがおすすめ。
間食を摂ったときのほうが、夕食を摂ったときの血糖値の急上昇とその後の急降下を防いでくれるので、ドカ食いスパイラルから脱出することができる。
間食は血糖値の上げ下げの少ないものを
間食のメニューについて研究している管理栄養士の足立佳代子さんによると、間食のなかにも向いているものと向いていないものがある。
血糖値が上がってすぐ下がるのはスパイクというが、そういう食べ物は四六時中食べたくなるのでダメ。
血糖値が上がらないし下がらないものが一番良い。
タンパク質と脂質がポイント
シュークリームには、卵や牛乳などタンパク質や脂肪が入っていて胃の中にとどまっている時間が長く、消化・吸収がゆっくりになる。
まんじゅうには、脂質やタンパク質がほとんど入っていなく糖質(炭水化物)が多いため、吸収が早すぎて血糖値が上がってしまうという。
糖質の量をコントロールし、タンパク質と脂質を上手に取り入れることが、太りにくい間食のポイント。
血糖値の急上昇はダイエット・肥満以前に、血管を傷つけてしまう。
糖尿病や脂質異常症の人は医師の指示に従うようにとのことだが、夕食をドカ食いしてしまうならば、脂質の多いアイスクリームやビターではあるがチョコレートを間食することで、そのドカ食いをせずに済むとのことなので、ぜひ試してみては?
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