雨が降るとひざが痛む、天気が悪くなると頭が痛くなったりする気象病。その患者数は推定1000万人以上という。
3月3日の「その原因、Xにあり!」で、天気が悪いと起こる気象病の対処法と予防法が紹介された。
解説してくれたのは、愛知医科大学の佐藤純医師。
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気象病は特に春先に多い
気象病とは天気の崩れが原因で体調不良を起こす病気で、季節の変わり目の特に春先に起こりやすい。
異常気象や大型台風の頻発で発症することもある。
その症状は、頭痛、めまい、肩こり、関節痛、神経痛、腰痛、古傷の痛みなど。
気象病の原因は敏感耳に
耳の中にある内耳が過敏に働き、少しの気圧の変化でも必要以上に反応してしまうため、体調不良を起こしてしまう。
内耳は気圧の変化を感知して脳に伝える役割を担っている。
気圧が下がると、外からの体への圧が弱まり体は膨張してしまう。それを防ぐために、内耳は気圧が下がったことを素早く感知し脳に伝え、脳は体を収縮するよう全身に指令を出し、気圧に対して体のバランスを保っている。
敏感耳の人は、内耳が気圧の変化に過敏に反応し、脳が過剰に体を収縮するよう指令を出してしまう。
例えば、肩こり・腰痛は、膨張した筋肉を過剰に収縮させるときに起こる痛みだという。
また、過剰な収縮でけいれんを起こした血管が神経に触れると、神経痛や関節痛になるという。
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気象病は手で耳を覆って温める
気象病の人は、耳の血行が悪いことが多い。
手で耳を覆う「耳当て」によって、耳を温めることが有効な場合が多い。
違和感があるほうの耳を手で覆う。
カンタンに行えて効果的なため、ピーチの客室乗務員の間で受け継がれいるという。
気象病予防法「くるくる耳マッサージ」
やりかたは
(1)耳を軽くつまみ、上・下・横に5秒ずつ引っ張る
(2)軽く引っ張りながら、後ろに向かってゆっくり5回まわす
(3)耳を包むように折り曲げ5秒間キープ
(4)最後に、耳全体を手の平で覆い、ゆっくり円を描くように後ろに向かって5回まわす
これらを、朝・昼・晩の3回、痛みの出ない程度の力で行う。
気象病歴30年というゲストの雛形あきこさんが試してみたところ、5日目には薬を飲まなくても仕事ができるまで改善したという。
「天気が悪いと・・・」とお悩みのかたは、一週間ほどでも試してみてはいかが?
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