2月14日の「この差って何ですか?」で、長い時間体を温める飲み物と長い時間体を温められない飲み物の差として、2つの飲み物でどちらがより体を温められるかが実験された。
ほぼ同じ温度の2種類の飲み物を同じ女性が時間をあけて飲み、その30分後にどちらが体温が高いかがサーモメーターで調べられた。
解説してくれたのは、東京有明医療大学の川嶋朗教授。
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コーヒーとココアでは、ココア
コーヒーは興奮作用があるが、興奮すると血管が閉まり血流が悪くなる。
ココアにはポリフェノールが含まれているが、ポリフェノールはリラックスさせるので、血管が広がって血流が良くなる。
よって、ココアを飲んだほうがいつまでも温かいと考えられる。
紅茶と緑茶では、紅茶
茶葉は一緒だが、紅茶は茶葉を発酵させているのに対し、緑茶は発酵させていない。
茶葉を発酵させたときに、酵素によって体を温める成分ができるという。
甘酒も、発酵によってできてくる成分が体を温めてくれると考えられる。
ホットミルクとホットレモンでは、ホットレモン
ミルクもレモンも冷やす食材だが、レモンはクエン酸を含んでいる。
このクエン酸は血液をサラサラにする効果があるため、血流が良くなり保温効果が高まるのではないかと言われている。
日本酒とウイスキーでは、日本酒
常温でアルコール度数を同じにして試したところ、日本酒が圧倒。
日本酒は糖質が入っているが、ウイスキーは入っていない。
糖質は血糖値を上げて、代謝を高める働きがある。そのため、血流が良くなり体が温まる。
川嶋先生おすすめはホットワイン
市販のホットワインにはシナモンが入っている。
シナモンはかなり強い温め食材。
普通のワインでも、温めておいてシナモンパウダーを振るだけで、最強の温め飲み物になるという。
多くの人はそんなにアルコール飲むわけにいかないだろうし、個人的にはEテレの趣味どきっ!「あったかボディーでリラックス」で紹介されていたシナモン黒糖紅茶がイチオシだなぁ。
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