1月31日の「たけしの健康エンターテインメント みんなの家庭の医学」は、漢方SP。
そのなかで、即効性が期待できる冷え症、便秘、肩こりのツボが紹介された。
教えてくれたのは、千葉大学医学部附属病院 鍼灸外来の森田智先生。
・みんなの家庭の医学 漢方薬は空腹時にぬるま湯で1か月飲み続けてみる
予防医学としても注目
ツボは1970年代から研究が盛んになり、今では、あるツボを刺激すると脳内伝達物質が分泌され痛みを和らげたり、免疫細胞を活性化させるという報告があり予防医学としても注目されている。
WHO認定のツボは361個
WHOが認定しているツボは361穴ある。ほとんどが左右対称で、左右合わせると約670個。
ツボが点在する身体の通り道を経絡といい、主なものは14本。それぞれ、心臓や肝臓など様々な臓器に関連していると考えられている。
正確なツボの位置を確認する方法
ツボには、周辺とは異なる特徴が現れる。
周りと比べて「硬い」「押すと痛む」「柔らかい」「汗ばんでいる」「しこりがある」「毛穴がザラザラ」などの特徴が現れていれば、そこがまさにツボ。
押して痛いのは、血の流れが悪かったり、特に刺すような痛みだと血がドロドロしているそう。
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冷え症に効くツボ(1) 三陰交
三陰交は、内くるぶしから指4本分上のところにあるツボ。
気血水の血とすごく関係しているツボで、生理痛な生理不順などにも有効といわれている。
「硬い」や「痛い」「しこりがある」場合は、少し痛むくらいの強さで押す。
「柔らかい」「汗ばんでいる」「毛穴がザラザラ」「押すとへこむ」ときは、優しく触るくらいで良い。
一日何度刺激してもOK。1回10秒を目安に行う。
冷え症に効くツボ(2) 太衝
足の親指と人差し指の骨がぶつかるところにあるツボ。
ストレスなどが原因で自律神経が失調していて冷え症になっている人などに、有効なツボ。
便秘に効くツボ(1) 足三里
ひざのお皿の外側のくぼみから、指4本分下のところにあるツボで、脚のすねの骨の外側に位置している。
ここを刺激することで、胃の働きが活発になる。
足三里には前脛骨筋という筋肉もあり、足が疲れたときに筋肉の緊張を緩めてくれたりもする。松尾芭蕉は疲れたときに、足三里にお灸をすえていた。
便秘に効くツボ(2) 合谷
足三里同様、合谷も様々な症状に効果が期待できる万能ツボ。
手の親指と人差し指の骨がぶつかるところのちょっと人差し指側にある。
肩こりや、歯の痛み、顔面痛などにも有効と言われている。
肩こりに効くツボ(1)肩井(けんせい)
首を前に曲げたときに、首の骨がでっぱったところと肩甲骨の一番端っこのまん中にあるツボ。
ここを刺激すると、血流が集まってきて自然治癒力が高まったり、筋肉の緊張が和らぐ。
肩こりに効くツボ(2)風池(ふうち)
後頭部の骨のくぼみに位置するツボ。
目の疲れからくる肩こりに有効。
ツボ刺激は、漢方薬同様、体質改善を目指すものなので、症状が治まってきても1か月くらいは続けることが大事だという。
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