2月にピークを迎えるというインフルエンザの流行。毎年、その患者数は推定1千万人。日本人の10人に1人がかかる。
1月24日のTBS系テレビ「この差って何ですか?」で、インフルエンザにやりやすい人となりにくい人の差が紹介された。
口の中を清潔にしているかどうか
長年インフルエンザの感染原因を研究してきた、東京歯科大学の奥田克爾先生によると、インフルエンザにかかりやすいかかかりにくいかの差は、口の中を清潔にしているかどうかの差だという。
インフルエンザにはどのように感染するのか?
インフルエンザにかかっている人がくしゃみとか咳で飛ばしたウイルスが口や鼻から入り込み、上気道の粘膜に付着するのだ第1ステップ。
口のなかに細菌がたくさん存在すると、インフルエンザウイルスのサポーターになって、気道の粘膜の中に押し込み、そしてインフルエンザが発症するむという。
口の中の細菌が少なければ、ウイルスが細胞内に入ることができなくなるので、インフルエンザにかかるリスクは少なくなる。
舌磨きも忘れない
歯磨きやうがいも大切だが、忘れてはならないのが舌磨き。
口の中で歯の面積は25パーセントで、舌などの歯以外が75パーセントをしめているので、歯磨きだけではしっかり細菌を取ることはできない。
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歯ブラシで舌磨きは絶対ダメ
正しい舌磨きの方法を、佐藤歯科医院の佐藤二三江先生が教えてくれた。
歯ブラシで舌を磨くのは、絶対に避ける。
舌には味蕾という味を感じる細胞があるが、歯ブラシで磨くとこの味蕾が傷つき、味を感じられなくなってしまう恐れがある。
ガーゼで指を巻いて磨く
正しい舌磨きのやりかたは
(1)指にガーゼを巻く
(2)表面は、奥から前に磨く
(3)側面も、裏面も磨く
(4)歯茎や頬の裏も磨く
(5)一番細菌が潜んでいる、舌の奥まで磨く
オエッとならない方法
舌の奥まで磨こうとすると、オエッとなってえずくが、のどのくぼんだところをグッと押すとオエッとならないそう。
鎖骨の間のくぼみを押しながら磨くと、オエッとなりにくくなるという。
ドラッグストアなどで売られている舌磨き専用ブラシでも、舌を傷つけずにきれいにできる。
(6)最後は、マウスウォッシュなど口の中を殺菌するものでうがいをする。
鼻をほじる人はインフルエンザにかかりやすい
インフルエンザが流行しているときは、電車のつり革だろうが、エレベーターのボタンだろうが、どこにでもインフルエンザがくっついていると思ってよい。
その手で鼻をほじったりすると、まるでインフルエンザウイルスを送り込んでしまうようなことになるから、インフルエンザにかかりやすい。
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