1月14日の「サタデープラス」のドクタープラスのコーナーは、40歳から始める認知症予防トレーニング第2弾。
スタジオで解説してくれたのは、近畿大学医学部附属病院の花田一志先生。
手と口は脳と密接に広範囲に結びついている。手と脳を鍛えることで認知症予防トレーニングになる。
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指と脳のつながりが重要
特に指と脳のつながりが重要。
認知症が進み脳と手のつながりが薄れると、ボタンをかけられなくなったり、靴紐が結べなくなったり、お箸が使えなくなったりする。
指リレー
使うのはペン。
親指と人差し指の間に挟んだペンを、指と指の間をリレーして小指まできたら、元の場所に戻す。
親指で補助してもよい。
ひとりで負け続けじゃんけん
(1)両手でじゃんけんをする
(2)続いてじゃんけんをし、(1)で勝ったほうの手を負けに変える
(3)繰り返して、勝ったほうの手を負けに変える
このトレーニングは見て、判断して、反応するを鍛えるので、転倒を防いだり、運転の事故防止なども期待できる。
ふたりで負け続けじゃんけん
(1)二人一組になり、一人は勝ち担当になる
(2)勝ち担当からジャンケンホイホイのリズムにあわせて右と左でだす
(3)もうひとりは負け担当。ジャンケンホイホイのリズムにあわせて左右とも負けるようにだす
トレーニングになるのは負け担当。負け担当は負け続けるようにじゃんけんをつづける。
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手のひらに書かれた文字を当てる
触角を含めた感覚記憶は、認知症の初期段階で衰えやすい。
手で触ってそれが何であるかと脳の記憶の紐づけを鍛えるトレーニングが、手に描かれたのは何でしょうかクイズ。
(1)ふたりが向かい合わせになる
(2)一人がてのひらに文字を書いて、もう一人が何と書いたかを当てる
はじめは1文字から始める。2文字になると大きく難易度が上がる。ひらがなやカタカナでやってみる。
手のひらに書かれた文字は左右が逆さになるのでわかりにくいが、その文字を脳内でひっくり返してイメージするので空間認知機能も鍛えることができるという。
口を使った脳の活性化
認知症には歌うことで脳を活性化する「音楽療法」というのがある。
歌は、言葉・メロディー・記憶をつかって脳を効率よく刺激するのにもってこいだが、これをパワーアップした「歌いながら体操」が紹介。
歌と、脳を活性化させるシナプソロジーという運動プログラムを組み合わせたもので、口と手を使って効率よく鍛えられる。そのやり方は
(1)歌をうたいながら、右手は上下に動かし、左手は円を描く
番組では「ぶんぶんぶん、はちが飛ぶ・・・」のメロディーに合わせて行われた。
(2)続いて、リズムの切れ目で左右の手の動きを入れ替えて行う
うまくいかなくても脳が混乱することで、活性化して鍛えられる。何でもいいので、まずはやってみることが大事。前回のトレーニングのときに、言い訳するのも認知症の初期症状のように言っていたような・・・。
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