多くの病にはなんらかの小さなサインがあり、それに気づくことが病の発症を防ぐ重要なカギとなる。
1月10日の「たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学」で、今すぐできるカラダ検診として、脳、目、耳、肺、ひざなど全身の健康チェックが行われた。
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脳の注意力の衰えチェックは、色読みテストで
脳の司令塔である前頭葉が加齢などで萎縮すると、注意力が低下してしまうと考えられている。注意力が衰えると、交通事故や重大な事故につながる。
そこまでいかなくても、普段の生活で足の小指をぶつけてしまったり、料理の途中でふいに話しかけられるとどこまで料理をしていたかわからなくなったりする。
注意力の低下は認知症の中でも早期におこる症状。この注意力の衰えを簡単に見極められるチェックとして色読みテストが行われた。
縦横に並んだ40個の漢字を左上から順番にできるだけ速く読む。
ただし、漢字そのものではなく文字の色を答える。
読み方と文字の色という2つの情報の中から、色の情報を正確に選び出す注意力が求められる。言い間違えた場合は正しく言い直してから次に進む。
20代が27秒未満、30代は27~30秒、40大は31~36秒、50代は37~44秒、60代は45~54秒。70代は55~66秒、80代以上は67秒以上が基準値。
番組では脳に関してもうひとつ、VTRを見ての記録力のチェックが行われた。
耳で動脈硬化や糖尿病がわかる?
耳のきこえづらさの原因は加齢だけではない。耳に関しては、指とスプーンを使って、メニエール病や動脈硬化、糖尿病の可能性をチェック。
まず、低温が聞こえるかをチェック。
両耳のそばで、同時に親指と人差し指を2~3センチ離して軽くたたき、その音が聞こえるかどうかを確認する。この音が聞こえない場合は、メニエール病の可能性があるという。
続いて、耳元で2本のスプーンがカチャカチャいわないようにやさしくこすり、その高い音が聞こえるか確認する。この音が聞こえないのは耳の血流が低下しているからかも。その場合、動脈硬化などの可能性がある。
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平衡感覚がチェックできる書字検査
紙とペン、テープなどを用意。紙が動かないようにテープで固定する。
(1)反対側の手を太ももにおき、ペンを手にとる
(2)ペン先だけを紙につけて、1文字5センチぐらいの大きさで、紙の左に縦にカタカナで「アイウエオ」と書く
(3)右側にも同じように書く。ただし、書き始める位置にペン先を置いたら、目を閉じて「アイウエオ」と書く
右側の文字の傾きが、縦まっすぐに対して左右5度の範囲に収まっていれば正常。6~9度の場合は、三半規管の機能が衰えている可能性、10度以上の場合はなんらかの異常がある可能性が高い。
平衡感覚改善に、親指見ながら頭フリフリ体操
衰えた平衡感覚を改善する簡単な体操が紹介。そのやり方は
(1)親指を立てて手を前に出し、親指の先を見つめる
(2)親指の先を見たまま、1秒に1回の割合で頭を左右に10回振る
(3)次に、親指を横にして同じように頭を上下に振る
(4)手を顔に近づけた状態でも、10回ずつ行う
1日に1~2セット行う。
なかなかわかりにくい視野の欠けをチェック
目に関しては、推定患者470万人という、視野が欠け失明につながる「緑内障」をチェックする「チラつき視野テスト」が行われた。
緑内障は初期症状に気付きにくく、発見の遅れによって重症化につながる。
目の視野が欠けても、まわりの景色から情報を作り出し勝手に欠けた部分を埋めてしまい違和感がなくなってしまうので、なかなか視野の欠けには気付きにくい。
コメント
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