11月28日の「主治医が見つかる診療所」は、認知症SPとして、最新・最強の脳育法が紹介。
認知症は20 ~30年かけてゆっくり悪くなってくるので、40代くらいから気をつけたほうがよい。
軽度であれば踏みとどまったり、正常な状態に戻ることができるという。
認知症のリスクを高める生活習慣チェック
(1)睡眠がうまく摂れいないと感じる
(2)運動不足である
(3)たばこを吸っている
(4)お酒を飲みすぎてしまうことがある
(5)野菜をあまり食べない
(6)虫歯や歯周病など歯に問題がある
(7)高血圧の傾向がある
(8)糖尿病の傾向がある
(9)一人暮らしで近所付き合いがない
(10)ストレスが多いと感じる
認知症の原因であるアミロイドβタンパクは夜睡眠中に分解されるので、睡眠は認知症の予防に重要。
4個以上当てはまると、生活習慣の改善がおすすめ。8個以上の人は直ちに生活を変える必要がある。
脳にプチパニックを
南雲吉則先生によると、脳にプチパニックを起こさせると脳の健康のためによく、簡単にプチパニックを起こせるのが、かるた。
かるたはどこにどの札があるか覚えなければならず、そして、読まれた札を瞬時にみつけ、お題が次々に変わってくるプチパニックの連続。
これが脳に最高の刺激になる。
危険な物忘れを見分けるポイント
物忘れ外来で行われている、危険な物忘れかどうかを見分けるポイントを、おくむらmemoryクリニック院長 奥村歩先生が教えてくれた。
(1)最近のニュースを覚えておらず、覚えていないことを取りつくろう
認知症の特徴として、直近の記憶ができない。取りつくろったり、言い訳をすると要注意。
(2)手でキツネやハトを正しく真似できるか?
認知症になると目で見たものの位置・形・方向などを認識する能力が低下するので、人が手の形を正しく真似できない。
(3)簡単な引き算を連続してできるか?
お金の置き場所を忘れて盗まれたというのも、言い訳をしたり取り繕ったりする認知症のサイン。
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家族を認知症からまもるポイント
(1)いつの間にか財布の中の小銭が増えている
認知症がある人は、計算できないし、計算することすらうっとうになってしまう。
(2)買い物に行くとを同じものを買ってくる
(3)字を書くときにひらがなが増えてきた
奥村流脳育法
奥村先生が実践する、認知症を予防する脳を刺激する脳育法を教えてくれた。
(1)意識的にデコボコ道を歩く
舗装されていないデコボコ道を歩く。
(2)普段から五感を刺激する
光を浴びる、花のにおいをかぐ、鳥の鳴き声を聞く。
認知症になるとニオイ、それも嫌なニオイからわからなくなる。
(3)必ず手書きでメモを取る
急に思いついたことやひらめいたことをメモする。手で書くことが、脳を活性化させる。
(4)物事はキリの悪いところでやめる
もうすこしというところでやめたほうが、今日の出来事が脳に深く刻み込まれる。
練習を途中でやめるのは確かにサボりだが、旅行などの予定を途中でやめるのは脳にとって良いのか。
常に五感と手書きメモを意識して脳育しよう。
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