いいはの日である11月8日の「あさイチ」で、歯を長持ちさせる歯みがきの極意が紹介。
教えてくれたのは、歯科衛生士の細田江美子さん。
ポイントはブラッシングと歯磨き剤とのことだが、いかにフッ素を口の中に均一に長く保持するかが重要な感じ。
歯ブラシはぬらさない
歯ブラシをぬらすと、歯磨き剤のフッ素の濃度が薄まる。
最近の歯磨き剤の95パーセント以上にフッ素が含まれていて、裏側を確認するとフッ化ナトリウムやモノフルオロリン酸ナトリウムなどの表記があるものがフッ素入り。
歯磨き粉はたっぷりつけて、歯全体に塗る
虫歯予防に効果的なフッ素を口の中に届けるため、歯磨き粉はたっぷりつけて、歯を磨く前に歯磨き粉を満遍なく金一な濃度で届けるために歯に塗る。
3~5歳ではグリーンピース1個分、6~14歳ではグリーンピース2個分、 15歳以上はグリーンピース3個分。
予防歯科の達人、神奈川歯科大学の荒川浩久先生によると、歯磨き粉のフッ素は、歯磨きがおわったあといろいろなところに蓄えられる。
口の中の表面積を計算すると、歯の面積よりも粘膜の面積のほうが圧倒的に多く、全体の80パーセントが粘膜。
歯磨きによって、フッ素は歯とその周辺の粘膜に届けられる。
このはのフッ素は次第に減るが、だ液によって粘膜から少しずつフッ素が歯に届けられ、歯を守る。
そのため、歯磨き粉を満遍なく塗ってから磨くと、口の中全体の粘膜に均一にフッ素が蓄えられ、歯全体を2時間ほど守るのだそう。
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歯磨きのポイント
歯磨きそのもののやりかたは、従来のおすすめと同じ。
毛先を歯と歯釘の間に45度に当て、力を入れずに同じところを往復20回以上磨くのが理想。
ゆすぐときもフッ素を減らさない
歯磨きが終わって泡を吐き出したあと、ゆすぐときは大さじ1杯の水で5秒間だけにする。
すっきりするまでゆすいでしまうと、口の中のフッ素濃度が下がってしまう。
フッ素の働き
フッ素の働きは大きく2つ。
歯から溶けだしたカルシウムやリンが、再び歯にくっつくのを促進することと、もうひとつは虫歯菌の働きを弱めること。
いつ歯磨きする?
歯磨きは、食後と寝る前の4回が最も良いが、寝る前が特に重要。
就寝中はだ液が少なく口の中で虫歯菌が繁殖しやすいが、フッ素が粘膜にとどまる時間も長くなる。
歯磨き粉には研磨剤が入っているからと、ごくごく少量しかつけていなかったが、なんだか全く逆。
研磨剤は最近のはほとんど気にしなくて良いみたいだが、食後すぐに歯を磨くとよくないという説もあって、どれを信じるか悩ましいな。
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