昨年7月に地上波で放送の「たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学」が10月8日のBS朝日で放送。
変形性膝関節症によるひざ痛を改善する、ひざの若返り物質・プロテオグリカンについて、千葉大学の渡辺淳也先生が教えてくれた。
変形性膝関節症とは
ひざの関節でクッションの働きをしている軟骨がかけていってしまい、痛みを引き起こすもの。
この病の主な原因は加齢。年をとればしかたないとい、あきらめている人が多い。
ひざを若返らせるプロテオグリカン
ひざの軟骨の中には、クッション機能を豊かに保つ物質・プロテオグリカンがある。
それを増やすことができれば、ひざを若々しく維持することができて、痛みも軽減させることができる。
プロテオグリカンは、軟骨に水分を蓄える
ひざの軟骨は、軟骨の成分を作り出す軟骨細胞、軟骨の形を維持する柱の役割をするコラーゲン、そして、プロテオグリカンなどからできている。
プロテオグリカンがひざを若返られる物質と呼ばれる所以は、軟骨の中に水分を蓄える機能があるから。
軟骨はたとえて言えば、水をたっぷり含んだスポンジのようなもの。
ひざに圧力がかかると、プロテオグリカンが蓄えていた水分が軟骨から飛び出すことで衝撃を和らげ、圧力がなくなる、と水分が再び軟骨に戻りプロテオグリカンが蓄える。
なんらかの原因でプロテオグリカンが少なくなってしまうと、軟骨は水分を蓄えることができなくなり、クッション性が無くなってしまう。
そこに圧力がかかると、クッション性がない軟骨はかけていってしまう。
プロテオグリカンは、生活習慣の違いによって、増えたり減ったりする。
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ひざの曲げ伸ばしが多いとプロテオグリカンが増える
日常生活でひざの曲げ伸ばしが多いと、プロテオグリカンが増える。
ひざの曲げ伸ばしをすると、ひざの血流が増加して、さらにひざのスポンジ機能がうまく働くことになる。
軟骨に酸素や栄養がたくさん取り込まれるので、軟骨細胞が活性化し、プロテオグリカンの増加につながる。
プロテオグリカンを減らしてしまう3大条件
(1)体重増加
人は歩くときに、体重の約3倍の負荷がひざにかかる。50kgぐらいの人でも、膝には約150kgの負荷がかかっている。
体重が重いほど、ひざには大きな負荷がかかるため、軟骨が傷みやすくなる。
(2)40歳以上
40代から、徐々に軟骨の変性が進み、プロテオグリカンが作られづらくなる。
(3)女性
女性ホルモンのエストロゲンは、軟骨を保護する役目も担っている。しかし、閉経によってこのエストロゲンが減ってしまうと、軟骨が傷みやすくなり、その結果、プロテオグリカンも作られづらくなる。
小分けウォーキング
プロテオグリカンは、歩くときのひざの曲げ伸ばしでも増やすことができる。
無理なくプロテオグリカンを増やす方法は、10分ずつ3回の小分けウォーキング。
連続して10分ぐらい歩くことで、ひざの中の血流が十分に増えるので、1日合計30分を目安に歩く。これをできるだけ続ける。
より効果を上げるには、ももをしっかり上にあげて、大股で歩く。
膝痛改善体操なら
伸ばしたときに痛む膝痛と、曲げたときに痛む膝痛にわけて、改善する体操が紹介されています。
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