10月5日のNHK総合テレビ「ガッテン」は、「これって見間違い?目の異常が引き起こす大事件」
白内障など目の病気もないのに、炎を見間違えてしまって、髪の毛に火が移ってしまうことがある。
目の異常が原因で、着衣に着火してしまうことがある。60歳以上のおそよ1割が経験したことがあるという。
加齢による色覚異常
年齢を重ねるにしたがって、色が見分けにくくなる。
目の奥には網膜というスクリーンがあり、その一番奥にある錐体細胞が、色の部分を感知して脳に伝える色のセンサーの役割を果たしている。
青錐体はもともと全体の5~10%しかないが、年齢とともに働きが弱くなるともっともダメージがきつくなるのが青。
さらに、加齢により水晶体が黄色に濁り、その結果青が通りにくくなり、さらに青の見分けが難しくなる。
ガスコンロの青い火がどれくらいの高さがあるように見えるか実験すると、年齢につれて低くしか見えず、同じコンロの火でも2センチもちがってみえる。
弱火だと思ってみていても、炎はもっと大きく、本人が気づかずに髪の毛や着衣に着火してしまう。
着衣着火だけでなく、靴下のはきちがい、5円玉と50円だまの見間違いや、化粧が濃くなったり、階段を踏み外したりする。
特に見分けにくくなるのは青だが、それ以外の色も見分けにくくなる。
昼光色の電球だと青が見やすくなる
明るい昼光色の電球を使うことで、クローゼットでも青を見分けやすくなり、文字も見やすくなる。
スイッチを押すたびに、光のタイプを切り替えることのできる照明もある。
細胞は直せないが、水晶体は手術で治る。
雨粒を手を出して確認するようになると、色覚異常の可能性がある。
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