Eテレ きょうの健康「歯と口の健康を保つ」の1回目は、歯周病の治療。
厚生労働省の2011年の調査結果では、15歳以上のなんと約7割がその疑いがあるという歯周病。その歯周病はいったいどうすれば防ぐことができるのか。
お話してくれるのは、歯周病の診断と治療が専門の、東京医科歯科大学大学院教授の和泉雄一先生。
歯周病症状チェック
歯周病になったら実際にどんな症状が現れるのか、まず歯周病の症状チェック。
(1)歯ぐきがむずがゆい
(2)歯みがきの際、出血する
(3)よく口の中がネバネバする
(4)口臭が気になる
(1)から(4)のうち一つでも当てはまる場合は、歯周病の疑いがある。
(5)歯が長くなった気がする
(6)飲食時に歯がしみる
(7)歯と歯の間に食べ物がはさまりやすくなった
(8)触るとグラグラする歯がある
(1)~(4)全部と(5)~(8)のうち一つでも当てはまる場合は、歯周病と考えたほうがよく、すぐに歯医者さんに行って検査を受けて治療をはじめたほうがよい。
歯周病の治療
歯周検査・・・歯や歯ぐきの状態を診る
歯みがき指導
スケーリング・ルートプレーニング・・・歯石を取り除く
かみ合わせの調整
必要な場合には、歯周外科手術
歯を失った場合は、ブリッジ・入れ歯・インプラントなど
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歯周病の予防
正しい歯みがき
定期的な歯科検診
専門的な歯のクリーニング
鳴りやすい要因の改善
歯ブラシを使う方法は2種類
昔からいわれているが、歯ブラシを使う方法は2種類。スクラッピング法とバス法。
スクラッピング法は、歯の外側には歯ブラシを水平に当て、20~30往復くらいの振動を加える。
歯の内側には45度の角度で当て、同じように小刻みに振動を与えて磨く。
少し歯周病が進んでしまい、ポケットができた場合は、バス法。
ポケットの中に毛先を入れるようにして、外側・内側とも歯ブラシを45度の角度で当て、細かく振動を与える。
歯周病の人は、出血も多く歯ぐきも傷つけやすいので、歯ブラシの毛先はやわらかめのものを選び、強く磨かないことが大切。
ワンタフトブラシ
歯ブラシの種類には、ワンタフトブラシという毛先が1束のものがある。
これをつかって、歯と歯の間、歯と歯ぐきの間や一番奥の歯の向こう側もしっかり磨いていくことが必要。
定期的な歯科検診
プラークや歯ぐきの状態のチェックのため、年に1回は歯科検診を受けて、汚れの付き具合や、歯ぐきの炎症具合を診てもらうことが大切。
自分では歯の汚れを100%取るということはできないので、3ヶ月~半年に1回ぐらい、歯科医または歯科衛生士さんに、専門的な道具を使ってきれいに歯のまわりを掃除してもらう。
なりやすい要因の改善
生活習慣・・・甘いものをたくさん食べたり、間食をだらだらしたり、喫煙したり、ストレスによる免疫低下も歯周病の要因になる。こうした生活習慣はなるべく改善したい。
歯の状況・・・歯並びが悪い、詰め物や義歯が多い、歯ぎしり。こういう場合は、歯科医院を受診して対策を相談する。
持病など・・・糖尿病は、重傷な歯周病になりやすく、逆に、歯周病も、糖尿病を悪化させやすい。
スクラッピング法とバス法って、そんなに違わないようにも思うけど、歯を磨く際には細かく振動させることが大切。
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に、ワンタクトブラシなんていう名前があることも初めて知った。この歯ブラシ、気持ち良いので、ぜひこの機会にあなたも試してみてください。
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